今節もアウェイ参戦の予定だったが、荒れた天気が日本列島を襲う。
なんと試合当日は朝から瀬戸大橋線が運休。
さらに瀬戸大橋も午前7時から通行止めとなってしまい、参戦を断念。
鳥取のスタグル、結構楽しみにしてたんだけど(笑)、我慢、我慢…。
家でおとなしくDAZN観戦。
スタメンを確認する。
中2日で臨むホームの鳥取はスタメンを大幅に変更。
前線の3枚を総入れ替え。
ウイング(WG)は右に三木直土、左に松木駿之介。
中央には田中翔太がプロ初スタメン。
左サイドバック(SB)には小泉陸斗を置いた。
一方中3日の讃岐はスタメンの入れ替えは僅かに2名。
前線に冨永虹七がスタメン復帰。
右サイドハーフ(SH)には森勇人を起用した。
ボランチ(VO)を川西翔太&前川大河のコンビに戻した。
またセンターバックは宗近慧&奥田雄大コンビを変えずに臨んだが、右にムネチ、左に雄大と位置を左右入れ替えてきた。
あと、朗報といえば長谷川隼がベンチメンバー入りしたことだろう。
しかしまあ寒そう。映像を見ると現地組は肩をすくめて"ジャミラ"状態。
我慢、我慢の応援を強いられているようだ…。
風が強すぎて大旗すら振れない状況だった。この風が試合に影響しないはずがない。
最初から最後まで、セットプレーのボールがセットできないシーンが続いた。
コイントスに勝った讃岐は前半、風上に立った。
試合開始早々ペナルティエリアの手前で大野耀平が倒されてフリーキックを獲得。
非常にいい位置で前川大河が右足を振るっ!
きたかっ………!!
これは惜しくもバーの上を通過した。
雪?あられ?を巻き込んで強い風が吹き荒れる。
試合が始まったばかりだが、まるで終盤のパワープレーでも観ているような展開で讃岐が押し込む。
鳥取はクリアボールやゴールキックが風で押し戻されてしまう状態が続いた。
なんとか攻撃のカタチを創ろうと、CBの大城蛍がセンターサークルを越えたあたりから思い切ってロングシュートを狙うが枠を外れていった。
この後のゴールキック。最終ラインでパスを回して左SBの深港壮一郎がSHの吉田源太郎にパスを出す。げんたろーは長めのボールを送る。これを鳥取の左SB小泉陸斗が回収…と、トラップが乱れた?
このミスを森勇人が見逃さずにボールを奪取。
左サイドへ流れていた冨永虹七にパス。冨永虹七はそのままPAへ侵入していく…
大城蛍が対応に当たるが、ニーナが軽やかにかわしていく…!
そして思い切ってシュートにいくっ!!
虹のアーチというより七色のほうき星!
突き刺したーーーっ!!
鮮やかにかわして最高なボールタッチからのカンペキなカットインシュート!
讃岐、してやったりの今季初の先制点!
この時ばかりは寒さを忘れて喜び合う讃岐のゴール裏!!
本人もよほど納得の一撃だったのだろう。初めてと言っていいくらい喜びを表現しながらベンチへと駆けて行った。
すぐさま追いつきたい鳥取は松木駿之介が内田瑞己に倒されてFK獲得。
温井駿斗の蹴ったボールを大野耀平がクリアするが中途半端に。内田瑞己が懸命にPAの外にヘッドで掻き出す。
クリアボールを拾った温井は低い弾道でライナー性のクロスを放ったが合わせた大城蛍のシュートは大きく枠を逸れた。
しかし厄介なボールを蹴ってくるなぁ…
風の影響を大いに受けてはいたが、お互い持ち味が出なかったかと言えばそうでもなかった。
讃岐はこの日、ハイプレスを使いボールの奪取に成功していた。奪ったボールを丁寧に繋げていた。フィニッシュの部分に改善の余地はあるものの、ボールを繋ぐという部分では自信になるレベルでできていたと思う。
対する鳥取はアンカーに入った10番世瀬啓人を中心に強固な守備を見せていた。
中盤の3枚は距離感もよく、守備はもちろん、この3枚からいいパスも出ていた。
そして鳥取はいい守備からいい攻撃へ転ずる。やはり林監督の取り組んでいる姿が昨季の米山監督と重なる。
21分、左WGの松木駿之介から出たスルーパスを世瀬啓人が受けてグラウンダーのクロス。これは前川大河がブロックしたがセカンドボールは小泉陸斗が回収。PA手前中央の東出壮太にパスを出す。東出は右に流れていた田中翔太にパス!
田中は少し右に流れてシュート!
しかし僅かに枠の外。
田中翔太はこの直後にもコーナーキックのこぼれ球をミドルシュート!
なんとかブロックして讃岐は猛攻をしのいだ。
追加点の欲しい讃岐は34分、奥田雄大が蹴ったクリアボールからチャンスが生まれる。
このクリアボールが風に乗っている………!?
慌ててPAを飛び出してヘッドでクリアするGKの櫻庭立樹!
これを見てセカンドボールを回収した森勇人はロングシュートを狙うが大城蛍が対応に当たる。
…と、少しトラップをミスしている?
寄せた冨永虹七のプレスに屈した!
スイッチした吉田源太郎がシュート!!
これは…
枠の外かぁぁぁ…ここは獲っておきたかったぁ…
その後もFKの流れから吉田源太郎のミドルシュート、深港壮一郎のロングパスに反応した川西翔太がシュートと攻め入るが追加点が獲れなかった。
このあたりが讃岐の課題だろう。
鳥取はなんとか同点で終えようと前半の最終盤に猛攻を開始。
左サイドから深い位置でスローインを得たが川西がヘッドでクリア。
しかし世瀬啓人がセカンドボールを回収して左SBの小泉陸斗に繋ぐ。
ここから右サイドへ展開して右SBの田中恵太がクロス。
讃岐はクリアしたがまたも鳥取の普光院誠が回収、今後はスルーパスを駆使して田中恵太を走らせて深い位置からグラウンダーのクロス!
ここに三木直土っ!
いや…スルーした!?
その先に田中翔太ーーーっ!!
このシュートを今村勇介が執念のシュートブロック!!
しかしボールがこぼれている!
東出壮太が詰めてきた!!
しかしこれをブロック!!
コースの変わったボールはポストを叩く!!
さらに世瀬啓人がミドルシュート!!
これもブロックーーーっ!!
まるで昨季の開幕戦「讃岐の9秒」を彷彿させる攻防。讃岐はなんとか1点リードを守り切ってハーフタイムを迎える。
<つづく>
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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