介護の夏① | 染井的趣味ライフ

染井的趣味ライフ

ドール沼の住人による、ドール沼のブログです。主にカスタムのメモにしていく予定なので、素体写真をあげていきます。ドールや生首や真っ裸が苦手な方はご遠慮ください。ドール以外に介護日誌と小説を始めました。

母の兄弟は食道楽とまではいかないものの、全員味にうるさい食通気取りです。

祖母が料理上手だったことと、祖父が食事にこだわるタイプだったそうで、その影響だと思います。

食事の支度をしていると「ネギを切る音が悪い」だの「コールスローに玉ねぎ入れろ」だの、ツッコミと注文が2倍になりました。

パシリにされる回数も2倍になりました。

その上、染井が唯一、心を休ますことができた夜中の自由時間も伯父が居ることでできなくなりました。

染井は夜中にリビングで録り貯めした好きなテレビ番組を観たり、趣味のイラスト描きや手芸をして過ごしていたのですが、伯父がリビングと引戸で繋がっている和室で寝起きするため、夜更かしができなくなったのです。

更に一日中伯父とリビングで過ごしている母の機嫌がすこぶる悪くなりました。

普段は喋る相手がいないせいか、伯父は四六時中母と話したがる上に、好きなテレビ番組にケチをつけられたりするのでイライラし、母は染井に八つ当たりするようになりました。

6月には弟が妻子を連れて泊まりに来て、甥の子守りをしたりしていました。

時には親戚が見舞いと称して3家族で押し掛けることもありました。

染井のスケジュール帳は染井の予定はほとんど書かれず、母の予定ばかり書き込まれていきます。

今までは自由に気ままに過ごしていた週一の定休日は、ほとんど家に引きこもっている母を連れ出すための日になりました。

暑くなると母は更に不機嫌になり、1日1回は染井に八つ当たりするようになりました。

伯父や父に対する不満も染井にぶつけてるので、頭に来たので母をぶちのめしてしまったこともあります。

そんな毎日を過ごして8月になった頃、染井は体に異変を感じ始めました。

                                                                   続く