2024年9月号 「小善」は「大悪」 | さんきゅーの新着情報

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さて、先日、20代の若い人達と話す機会がありました。 

 

内容は、良い上司と悪い上司について… 私たちの会社のスタッフでありませんでしたが、どんな上司が理想なのか?好きな上司、嫌いな上司は?など、ドキドキしながら聞いていました。

 

簡単にまとめると、 

 

【良い上司】 ポジティブ

【悪い上司】 ネガティブ

 

【良い上司】 組織や部下の評価を上げる行動を行う。

【悪い上司】 自分の評価ばかり気にしている。

 

【良い上司】 他上司や部下の自慢話ができる。

【悪い上司】 他上司や部下を言い訳に使う。

 

【良い上司】 会社の魅力を話す。

【悪い上司】 会社の課題ばかりを話す。

 

【良い上司】 まわりの長所を語る。

【悪い上司】 行動もせず批評家のように悪い点ばかりを伝える。

 

【良い上司】 未来に向けて活動し、新しい取組み、変化に対応できる。

【悪い上司】「昔は◯◯だった」と自分が輝いていた時代を語る。

 

などなど、若い人達は、上司のことを良く見てるんだなぁ…と、改めて思いました。

 

そんな中で、一番盛り上がったのが優しさについて… 良い上司は優しい!と、みんな言いましたが、その優しさは、決して甘やかせるとは違いました。

 

「あの上司には、厳しく指導されましたが、優しかったです。」

「あの上司には、めちゃくちゃ叱られました!今、思えば優しさですね。」

 

嬉しそうに語る若者の言葉に、京セラの創業者、稲盛和夫さんの言葉を思い出します。

 

「小善」は「大悪」。

 

「小善」は結局「表面的な愛情」にすぎません。 そのような上司の下では、部下は反省することも、持てる力を出すこともないから、大きく成長することもないわけです。

 

「小善」は結果的に部下をダメにしてしまいます。つまり部下を甘やかすという「小善」をなしたことが、結局「大悪」をなしたことになってしまうわけです。

 

【良い上司】とは、表明的な気遣いではなく、本気でその部下の人生を考えている人。 その部下の成長を本気で望んでいたのなら面談回数や時間、指導、同行した内容などのやり方は全く関係ないのだと思いました。

 

本気で仲間たちと向き合い、最高の上司になれるように、これからも挑戦し続けたいと思います。 

今月もありがとうございました。 

 

株式会社 さんきゅー 代表取締役  長井正樹