2024年6月号「アインシュタインの授業」 | さんきゅーの新着情報

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6 月に入り、梅雨、そして、夏本番がやってきます。

熱中症など体調には十分、気をつけてください。

 

さて、先日、娘の学校での表彰式を見学する機会がありました。

 

その学校には様々な表彰(アワード)があって、スポーツで頑張った人、勉強で頑張った人、学級委員で頑張った人、ボランティアで頑張った人など沢山、選ばれます。

 

そして、名前を呼ばれる度に選ばれた学生だけでなく、選ばれなかった仲間たちも大喜びしている姿に胸が熱くなりました。

 

そんな表彰式を見ながら、前に友人に教えてもらったアインシュタインの授業の話を思い出します。

 

アインシュタインが、ある教室にて生徒たちの前で黒板に計算式を書いていきます。

 

9×1=9 9×2=18 9×3=27 9×4=36 9×5=45 9×6=54 9×7=63 9×8=72 9×9=81 最後、9×10=91。

 

すると、多くの生徒たちが間違ってる!と笑い、バカにしたりしました。

 

アインシュタインは、教室が静まるのを待って、こう言ったそうです。

 

「9×10 の正解は91 ではなく間違いなく90 だ。ここで気づいて欲しいのは皆はたった一つ間違えたら笑い始めたという事。」

 

「私は10 個の問題のうち9 個を解いた。正解した。しかしその事を誰も賞賛しない。それなのに間違えた1 問をみんなでからかい笑う。」

 

「社会では成功よりもほんの小さな間違いを指摘される。間違いというのは一つのプロセスではないだろうか。」

 

私たちは、できた事よりも出来なかった事に目がいきがちです。

 

もしかして世の中は、ある人が成功していても気づかずに、小さな間違いには気づいて、それをみんなで叩くような状況かもしれません。

 

アインシュタインは、社会そのものを伝えたかったのかもしれません。

 

そして、授業の最後にこんな風に言ったそうです。

 

「間違いはプロセスの1 つです。もし決して間違いを犯さない唯一の人がいるとしたら、それは"何もしない人"だ!」

 

学校とは学ぶところです。学校だけでなく、社会も人生も学ぶところです。

 

だとしたら、間違いや失敗だらけだったとしても、そこから学び次に進み続ける。

 

そして、娘の学校のように、さまざまな分野で仲間たちを賞賛することが大切なのかもしれません。

 

お客様やスタッフが、私たちの会社を通じて幸せを感じることができるように自ら挑戦し続け、そして挑戦する人を賞賛できる…そんな風に生きたいと改めて思います。

 

今月もありがとうございました。

 

株式会社 さんきゅー 代表取締役  長井正樹