玄関先の金木犀の香りが、少し冷たくなった風にのって鼻をかすめた今年最初の日は、誕生日の前日だった
数日前は咲くそぶりなど見えなかったのに、、、
必ず毎年花の誕生日である10月14日には可愛いオレンジの花を咲かせて届けてくれる
朝の冷えて澄んだ空気が、より一層甘い香りを際立たせているように感じる
生きていたら小学6年生、来年は中学生になるのかぁ
毎年こうしてカウントしてみるけど、やっぱり成長した姿やどんな生活になっていたのか想像することは出来ず、歯痒い気持ちになる
花が亡くなって、毎年誕生日には今の気持ちをこのブログで綴ってきた
それは、その気持ちの変化を文字にすることで心の整理すること、それを記録に残したい、そして1年に1回は花を想いたいという理由だった
最後の花を想いたいという気持ちは今もこの先も変わらないだろう
けれど、最初の気持ちの変化とそれを記録に残したいという点に変化があった
いつからか気持ちが変わることが無くなり、毎年同じことを想っていることに気付いたから
花に出会えることができた幸せ
頑張って生まれてきてくれて生きてくれた感謝
守ることができなかった罪悪感
亡くなった当日の出来事に対する後悔
花の記憶が年月が経てば経つほど薄れてしまう現実の寂しさ
花のことを想う時間が減っていることへの申し訳なさ
それでも絶対に変わらない愛しさ
弟妹の育児を一緒にしていると感じていて、間接的に弟妹は花の影響をたくさん受けている喜び
そして、
花が大好きだということ
これらの気持ちがこの先消えることは無いし、また新たに芽生える気持ちももう無い気がする
まだまだ花の話をすると泣いてしまうから、なかなか花の話を人前ですることができず、唯一このブログが気持ちは綴る場所だったけど、おそらく誕生日にこうして書くことは今年が最後だと思う
また何か書きたいことがあった時に、誕生日関係なく戻ってこよう
12本のろうそくに上手く火を点けるのは結構大変なんだな、、、
という事を長女である花の誕生日で初めて気付けたことが嬉しかった
弟くんが12歳になって同じシチュエーションになった時は、花ねぇねの時に経験したことで今回より上手く点けれちゃうもんね
12歳の女の子への贈り物とオーダーしたお花は、可愛らしさもあり、大人っぽさもあった
世間の12歳の女の子はこんな感じなのね
私にとっての花はずっとあの可愛いままの花だけど
産後初めて面会した時の可愛いさ愛しさの衝撃は今でも鮮明に覚えているよ
花、生まれてきてくれてありがとう
ずっとずっと大好き♡