2024年8月7日(水)昼の部 三吉演芸場にて大衆演劇を見てきました~。
春陽座(はるひざ)。初見です。
芝居、すっごくおもしろかった!入り込んじゃった~。春陽座、おそるべし
三吉の平日なのに昼夜外題替え 芝居が高評価の春陽座。昼も夜も私好みの芝居で楽しみに来ました~。
三吉はプチ遠征。三吉の昼夜ハシゴは、初めてだ~。
三吉演芸場の近くに区役所とモスバーガーがあって、商店街の弁当屋さん安いし、夜公演までの1時間半くらいの待ち時間は苦になりませんでした。
芝居:内匠頭切腹
60分ほどの芝居でした。濃い60分だった
きっとこうだったのだろうな、と思った分からないけど、説得力があって芝居だということを忘れて見てた~。
片岡が「上様~(殿?だったかも?」と後ろ姿で肩をちょっと震わせてて、私にはボスに対する忠義心みたいなの分からないから共感できないんだけど、片岡の惜別の気持ちがす~っと入ってきました
浅野内匠頭が立派な人だったんだろうなぁって思いました。
我慢の限界を超えたから吉良を斬っちゃったみたいだった。この部分は割と大事じゃないところ。
私は時代劇を見ないので。芝居では言葉がサムライなので難しくて、所々分からないんだけども、その分からなさがイイなって思いました
スラスラ話してるから、今とは違う時代にいるタイムトリップがすんなり出来ました
役名など、こちらのブログを参考にしました。
春陽座12-2 芝居 内匠頭切腹 松山劇場20150327昼 | 山口ジジイの どっこい生きてる (fc2.com)
先月見た澤村かずまさんはこちらの劇団出身なのね~。
配役 ※以下敬称略
片岡源五(浅野家の家来):澤村心 座長
間十次郎(多分):澤村優夢 花形
田村家の方(身分高そう):北條真緒さん(特別出演)
田村家家来伊達織部:澤村新吾さん(だと思う)
女中さん:女優さん
浅野内匠頭:澤村煌馬 副座長
感想 ※ネタバレ含む
間十次郎の取り扱いもイイなと思いました片岡さんって、こんな時でも後輩への配慮を忘れない人格者なのがよく伝わった
間十次郎さんが12月に吉良の首を運ぶことになるので、このシーンがムネアツになった人いたと思う
この二人のボス浅野内匠頭が立派なのが透けて見えるわネ。
話が練られてるなぁ。
特別出演の北條さんが田村家として最初に出てたのも良かった。どういう立場なのか聞いて忘れちゃったけど、田村家へ入るなんてとんでもないことだも含めて緊迫度が理解できて、すぐに芝居の中に入っていけました
早くもこの辺りから芝居ということを忘れてた。
織部さんと片岡さんの武士同士の気持ちの通じ合い的なことが深く語られていた、今日は男性客が多かったのでジーンとした方は多かったかも。
場面転換。
美しい桜が咲く田村邸のお庭の廊下。
切腹は畳の上なのに外でって徳川のお達しなのヒドイ、喧嘩両成敗のワケも聞かずに本来ルール違反で不公平、であることが分かりました。
浅野内匠頭、登場ラスボス&悲哀ありました
愛され、惜しまれ、仕方なく切腹する、逃れる方法を考えてくれた方がいたけど、部下や村人(?)に申し訳がないから、切腹する道を選んだ浅野内匠頭。
弟の大学さんへ託すことも許されなかった。。。
(劇団さんがマイクで「こうまッ」の新吾さんの掛け声があって、これは不要だったと思います。いま、いいとこだからねッ。観客が掛け声かけるのはいいけど)
片岡さんの悲壮感。浅野内匠頭がただ片岡さんを見下ろし、片岡さんの後ろ姿だけでサムライ言葉で話す、というシーンですが、片岡さんがどれほど浅野内匠頭を慕っていたのかが伝わりました
切腹シーンが無いので、私は観やすかったです。
この後、織部さんが再登場し、バレたらヤバイのに浅野内匠頭に同情して片岡さんに形見を渡す。。。
最後の句と刃がどんな意味を持つのかは私は教養が無いので説明できないんだけど、とてもとても彼らにとって大事なものである、ということだけが伝わりました
もうね~。舞台に没頭した60分でした
春陽座すごかったわ~。
私は武士の忠誠心の世界って刺さらないんだけど、なのにこの満足感たるや
三吉に来てよかった
まぐれアタリかもしれないけど、夜の部も期待しちゃおう