2024年3月29日（金）夜の部 新宿歌舞伎町劇場にて大衆演劇を見てきました～。
大川良太郎・嵐山瞳太郎 合同公演 3回目です。
芝居の三悪党、おもしろかった
舞踊ショーも見応えありました、3月の締めに行って良かったワ。三代目大川竜之助さんの熱演も光る
（けどイチバンは良太郎さんだから
）
3/27と3/29の夜の部も芝居をやってくれることになりました
ファンの方の要望がすぐに形になる、大衆演劇すごいですね
舞踊で3時間（実際には休憩があるので140分くらいかな？）よりも、昼と同じ公演を夜も行う方がいいんじゃない。昼夜共に観る親衛隊さんや仕事帰りの初見さん・外国人旅行客向けに夜は舞踊ショー3部作にしたのかもしれないけど。
出来たばっかりの劇場だから決まり事が少なく自由だし、新宿という好立地を生かすために色々チャレンジしてほしいです
私は、直近の美松の芝居がジャンル的に消化不良で、三吉の天華がとても気になるけど遠いのと千秋楽だから敬遠、新宿は夜芝居があるので行きたいな～と思っていまして。
新宿の演目の発表が遅い～（当日の14：51）。分からない芝居は観に行かないの。
芝居は三悪党（3/26の再演？）。劇場ツイッターで芝居の雰囲気も分かり、花魁も出るし、行こうかな～。再演の方が品質が仕上がってるかと、期待値が上がるわたし。
17時に「行こう」と決めて間に合ってしまう距離だから行けちゃった
芝居：三悪党
他の方のレポ等によると、「上州三盗伝」という外題や「餓狼の掟」という外題でされることもあるようです。
第2回 津川竜と剣戟はる駒座 – 大衆演劇ナビ (ooiri888.com)
配役（役名失念につき）
大川良太郎座長・・・主役の悪党 （妙儀白造（みょうぎのしろぞう）？）
大川竜之助座長（三代目）・・・良太郎のアニキ分悪党 （剣文吉（つるぎのぶんきち）？）
嵐山瞳太郎座長・・・良太郎の後輩悪党 （安中宗三（あんなかのそうざ）？）
むらさき要さん・・・瞳太郎の妻
椿千春さん・・・薬売り旅人？
あつしさん・・・良太郎の部下（カッコイイ役）
高野花子さん・・・寿限無さん
その他の皆さん・・・さまざまな役どころ
あらすじ（ネタバレ含む）
三人組の悪党は、警察の取り調べを何とかかいくぐり逃亡生活。
自己防衛の観点から容赦なく殺人を行う良太郎の行動に嫌気がさし、堅気になりたいと言う瞳太郎。それを許すアニキ竜之助。
瞳太郎が山を下るのを見送りにいく良太郎、、、
アニキ竜之助も、良太郎の行動に恐れをなし、痛めた足を引きずりながら良太郎から去っていく。。。散り散りになった三悪党。
場面転換、とある茶屋で椿千春が休んでいる。接客をする働き者風の、むらさき要。
他にもお客さんが来たようです。
感想（ネタバレあり）
村人と薬売り椿千春がトークした後（椿千春さんの操が守られて安心
）、
店主の瞳太郎が少し足を引きずりながら店の奥から現れる。
瞳太郎は、むらさき要の実父に助けられ、むらさき要と結婚し店を継いだ。瞳太郎、むらさき要の実父への恩に報いたいと供養のために積立貯金をするという立派な心掛けです。
ところが
椿千春は、悪党から生臭坊主に転身した竜之助が送り込んだスパイだったテッテレ～
竜之助さんがお坊さんの格好で花道からゆっくりと登場、悪いわぁ～、悪いヤツの歩き方だわ～こういうの、見たいやつ～
イイ
瞳太郎、悪党から足抜けした後、なんとか生き延びていたようです。
元アニキの竜之助、茶屋で真面目に暮らす瞳太郎を強請る････。瞳太郎は、妻のむらさき要を護りたい････。
苦悩の瞳太郎の退場後、カッコよい旅人が通りかかり、むらさき要にお茶を頼む。
旅人は悪党の良太郎さんと、良太郎の子分のあつしさん。
むらさき要は、良太郎を認識。なんと、良太郎はむらさき要の兄だったのだテッテレ～兄の良太郎の数々の悪事のせいで苦労をした妹のむらさき要と父。兄を詰る
むらさき要が既婚者であると台詞を言うたびに銃声が
私は最初、分からなかったけど、妙齢のむらさき要さんのリアルが独身で舞台の設定上既婚者にしたけど、それって何気に地雷だよね、プププという銃声だったと思われます
むらさき要さんは女優さんで、まぁ色っぽい役はやらなそうだけどイキイキとした表情が魅力的で別に独身なことが地雷でもない（結婚できそうな方なので）けど、劇団の暗黙の笑いポイントにしてるみたいだった
（ま、本当に結婚出来なそうな女性だったら安心して笑えないからちょうどいいね）
店の奥から、覚悟を決めた瞳太郎が出てくる。良太郎とエンカウント
え、そういう関係なの、テッテレ～というシーン。
そういうことなら、俺に任せろヤ
という良太郎、悪兄の世話になりたくない妹のむらさき要
、板挟みの瞳太郎
一計
、酒を片手にあつしさんを伴い出立する良太郎さん。客席を練り歩くよ～
近くを通ってキャァ
な観客を花に例えるあつしさん
今日は、きぬもイベントの日で、むらさき色のお揃い着物のファンの方もいらして華やかです
こんなに近い、カッコイイ良太郎さん～ずっと近くにいて
（改心に至った良太郎の心情の踏み込み不足感とかもうどうでもよくなるわたし）
トキメキの空気の中、改心した良太郎は、悪坊主竜之助の元へ乗り込み。
久しぶりの弟分の顔を見て、懐かしさを滲ませる中、猜疑心を忘れない竜之助さんの芝居リアルね。
竜之助さんの部下たちの自己紹介が可笑しくて笑ったわ～
こういうの、（今日の口上挨拶で瞳太郎さんもおっしゃっていたけど）芝居を見に来ている私は芝居がはぐらかされちゃうから、お笑いアドリブはあんまり好きじゃないんだけど、
なんか今日のは途切れなかったな。大川良太郎マジックかな
一旦退場した椿千春さんの恋の行方も気になるところですが、(椿さん、お気に入りなの
)
良太郎VS竜之助の心理戦、始まるよ～
見応えのある対決だった
この後、殺陣シーンもあり、ベテラン役者同士の殺陣は顔つきなのよね
大道具の大木を使った演出の相乗効果もありましたが、やっぱり三代目大川竜之助さんの演技があってこそでした
大ボスの死に芝居、迫力ありました
おもしろかった
舞踊ショーあり
舞踊ショーもおもしろかった、見応えありました。
本日は花魁が出ました！写真撮影は禁止なのでありませんが、キレイだった。
良かったのは花魁だけじゃないよ！
ソーラン節の群舞は、みんなで波をザブーンと表現していて、見ていて楽しかった
白波の綺麗な小道具を使った踊りに、良太郎座長の青いさざ波が流れました。
高野花子さんの雪女、キレイだったわ～。
椿千春さんの個人舞踊、黒い幕からドクロお面のオープニング、お面だけなのにすごい表現力で、ミュージカルみたいだった
フラッグ
を使った躍動感あふれる演技は、１つの物語を観ているようで楽しかった
良太郎さんの青いドレスかわいかったけど、ブラジャーを忘れたから、美しいおかまショーみたいになっちゃったよ
交互ほどの頻度で舞踊ショーに出てくれるから、良太郎さんを満喫お袖から花
を散らしてくれるんだけど、散らせ方ひとつでも違うもんだわねぇ～
瞳太郎座長のラス前の蝶
の着物の女形舞踊、美しかったわ～。普段から能面のように表情を出さないけど、それが効果的でした。ちょっとの表情の機微がとても良かった
会場みんなで参加できる舞踊もありました、椿千春さんのキュートな
特訓を受けましたので、どんとこい
ポップスター、席で一緒にお揃いの振り付けして楽しかった
好きな役者さんに向かって魔法をかける振り付けだというので、良太郎さんに向かって指先で魔法をかけたよ～
良太郎さんの膝が痛いのとんでけーっ
今月３月はは半月ほどの短期間公演、新宿に来てくれてありがとうだよ～。
来月4月は大川良太郎さん率いる劇団九州男は大阪の梅田呉服店で単独公演、嵐山瞳太郎さん率いる嵐瞳劇団も大阪の瓢箪山劇場で単独公演。がんばって～
また新宿歌舞伎町劇場に来ていただき、同じように観客を楽しませ、またレモネード
を宣伝して劇場のことも助けてくださ～い