<その101>積み重ねるべきは? | まなブログ

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日々の気づきをつづります。

努力、鍛練、それとも?




行ってまいりました。


Yさん宅です。


「Yさん」でピンと来られない方は、こちら をどうぞ。




Kさん伝説からのバトンタッチ。



こだわりの書道家Yさんに。


「ふ~ん」


を書いて頂かねば。



さて、どうしたものか?

「ふ~ん」だけじゃダメだよな。


一節の言葉にして。



それで気持ちが安らぐ人もいる。


まさに、人生のキャッチコピー。



はい、シンキング・タイム。

むむぅ~、生みの苦しみ。


・・・きたっ。



「不運は ふ~ん で拭い去る。」



こ、これはイケない。


「相田みつを」どころか、「せんだみつお」以下。


ダジャレは封印。




「ふ~ん」ってね。


執着しない。


軽く流す。


深刻に悩まない。



そこがポイント。


う~ん・・・きたっ。



「すべて ふ~ん で片がつく。」



おっ、これ、いいかも。



Yさんの書を観て、心を動かされた方が。


物事を深刻に考える自分を変えるため。


この一節を何とぞYさんにと。




しかも、その方は横浜在住で。


9月上旬にお会いするので。


何とか8月中に書いて頂けないかと。



その気にならないと書かれないYさんに。


切実に期限を訴える。



ヨシ、これで行こう。



O・ヘンリーもびっくりの「最後の和葉」作戦。


救われるのは、私ですが。




万全を期して望んだ黒ミサ。


Yさんのご機嫌を損ねるわけにはいきません。



「あのー、Yさん。」


「はい。」


「ちょっとお願いゴトがございまして。」


「?」



「最後の和葉」作戦が発令されます。



つらつら。


せつせつ。


くどくど。



「・・・というわけで、何とか書いて頂けませんか?」


「でも、ちょっとイメージしにくいわね~。」



ここは、もうひと押し。


拝み倒すしかありません。



し、しかし。


私は、犯していまいました。


重大な過ちを。



鼻がむずがゆくなられたYさん。



「先生、ちょっとテイッシュ、取ってもらえます?」


「あっ、はい、はい・・・ティッシュ、ティッシュと。」



食卓に発見。


急いで一枚引っこ抜いたその時。



ガサーッ。


パリンッ。



「あっ、嗚呼・・・。」



周辺のモノが雪崩のごとく、崩落。



「あら、先生。大丈夫?」


「お茶碗が・・・。」



そう、お茶碗が割れてしまったのです。


「マイ・お茶碗」


Yさんが私のために用意してくれた一品。




「足元に気をつけてくださいね。」


「すいません、すぐに拾いますので。」


「ダメ、ダメ、素手で触っちゃ。」



ほうきとちりとり。


細かい破片は、雑巾で。



「ケガはないですか?」


「おかげさまで。」


「なら、よかったわ。」


「ほんとにすいませんでした。」



交渉の大詰めでの手痛い失策。



しかし、私は思い知るのです。


Yさんの慈愛に満ちた母性を。



「まあ、やってみましょう。」


「えっ?」


「頼まれた『ふ~ん』、書いてみますよ。」


「ホントですか?」


「出来栄えは、保証しませんけど。」


「いえいえ、ありがとうございます。」



私の慌てぶりが情をひいたのか?


とにかく、結果オーライ。


お引き受け頂きました。



ハッピーエンドで終わるところですがね。


ここで、事故調査委員会のレポートを。



なぜ、私は崩落事故を引き起こしたか?


私の不注意による人為的ミス。



はい、もちろん。


直接的主因はそうです。



けど、間接的要因は多岐にわたるかもしれません。



<原因究明報告書>



混沌の世界。


野戦病院。


空間の魔術師。



過去の伝説でもおわかりですね。


Yさん宅では、空間を極めて大事に扱われます。



「すき間は詰める」


のが原則。


冷蔵庫は、テトリス状態。



また、お片づけの鉄則として。



「積み上げる」



巷の整理術の逆をいく斬新な発想。



黒魔術の結界内。


治外法権の異世界。


常識は通用しません。




今回のティッシュもね。


通常は、こう置きますよね?


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いえいえ、魔界では違います。


過去記事 でもありましたね。


横に置くとね。


食卓における占有率が高くなるのです。



では、こうですか?


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いえいえ、甘いですね。


まだ、占有率を下げられますよ。



こうです。



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これでこそ、最小の占有率に抑えられます。


Y家ではね。


ティッシュは、立てるものなのです。



「ああ、それは不安定だよね。」



同情して頂いたあなた。


まだ、わかっておられませんね。



このティッシュの上にね。


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新聞が横たわっておられます。


2日分も。



おわかりでしょうか?


新聞は、平面上の面積が広いのです。



つまり、ティッシュでの食卓における占有率を最小限に抑えながら。


この新聞の上にね。


さらにモノが置けるのです。



で、何が置かれていたか?


これです。


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食パンさんが一斤。


ドンと鎮座されておられました。



極めて、不安定な重心。



ヒトのカラダと同じ。


下実上虚。



重心がおへその下にあってこそね。


身も心も安定するのです。



上実下虚。


アタマに血が昇るとね。


身も心も不安定。


万病のもととなります。




Y家での教訓。


積み重ねるべきは?



努力でも、鍛練でもありません。


新聞であり、食パンなのです。



凡人の理解。


はるかに超える崇高なる真理。




ティッシュを慌てて引っこ抜いた私。


食パンを発生源として。



チューブ入り味噌、バナナ、みたらし団子・・・。



混沌の世界を目覚めさせ。


お茶碗まで巻き込んで。


連鎖的な崩落事故に発展。




しかし、この事故をきっかけに。


「う~ん」と首をひねられていたYさんに。


「ふ~ん」を引き受けて頂いたのです。



一見、不安定に見える「ゆらぎ」。


この動きの中でこそ、変化が生じるのです。



「運は、動より生ず。」



安定し過ぎた固着した状態からはね。


何にも変化が生まれないのです。



死とは、変化が失われた固着。


ゆらぎこそ、生命のダイナミズム。



東洋哲学の深遠なる真理。


Y家の食卓で垣間見ることができます。



以上、事故調査委員会における報告でした。




何が切ないってね。


純和食のわが家。


写真を撮るためだけに。



わざわざ食パンを買いにスーパーへ。



大阪人とは、何と切ない民族なのでしょう。


猛暑日に『木枯らしに抱かれて』を口ずさみたくなります。




この崩落事故に限らず。


Y家の食卓には、「ゆらぎ」が随所に。



では、あなたにも練習問題を。


Yさんのお気に入り。


「いかるがコーヒー牛乳」


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いつも冷蔵庫の内扉。


こんなかんじで並んでいます。


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最近、大塚製薬の営業さんからね。


試供品でもらったコレ。


かなりのお気に入り。


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通販商品みたいでね。


1回あたり15本まとめ買い。



しかし、冷蔵庫の内扉は、コーヒー牛乳が。


店のクーラーケースもキチキチ。


どこにも『赤い彗星』の居場所はありません。



そこで、諦めるのは、フツーの人。


伝説の人は違います。


さあ、『赤い彗星』はどこにいらっしゃると?



考えましたか?


はい、正解はこちら。




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逆立ちしていらっしゃいました。


コーヒー牛乳の間に。



ジーク、ジオン!


ジーク、ジオン!



おわかりですね?



Y家の冷蔵庫と不発弾は、慎重に開けるべし。



一歩間違えば、すぐに崩落事故。


細心の注意が必要なのです。


イプシロンもびっくりの姿勢制御。



至るところにね。


「ゆらぎ」


が生じているのです。



それこそ、万物創造の源。


混沌の世界。




で、ついに手に入れました。



「すべて ふ~ん で片がつく。」



いくつか書かれた中でね。


どうしても、1枚に絞り切れず。


落款を2枚に。



<こってり>


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<あっさり>


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『天下一品』風の味付け(笑)


で、タンブラーに変身。


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横長だからね。


回して楽しむのです(笑)




とりあえず、3本送っておこう。


あっさり×2、こってり×1。


ふぅ~、これで肩の荷が降りたぞ。



あっ、フェイスブックで告知されてる。


早速、9月のセミナーで。


参加者の方にプレゼントされるようだ。



手に入れられたあなた。


覚えておいてください。



『宇宙塾』の特典タンブラー。


・O → Odoroku-hodoni


・E → Every


・M → Marunage


OEMにて委託生産されていることを。




いやいや、今回も。


Yさんからの学びや、深し。



もし、あなたのお家でもティッシュの箱が縦に置かれていたら、


混沌の世界の扉。


すぐそこで開こうとしているのかもしれない・・・。





- つづく -