スペイン建築写真展 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

スペイン大使館でスペイン建築が紹介されています。
展示内容は、2016年ヴェネツィア・建築ビエンナーレで、金獅子賞を獲得したスペイン館のパネルです。

大使館の展示の様子。

まずビエンナーレについて。
「ビエンナーレ」って、日本のアート展覧会でも聞くようになりましたが、100年以上の歴史があるヴェネツィア・ビエンナーレが語源で本家本元といったところ。
会場には各国のパビリオンが仮設ではなく建物として建っていて、その空間を利用して展示を競います。
奇数年に美術展、偶数年に建築展が開催されていて、美術のオリンピックとも呼ばれています。
1度、美術展に足を運んだことがありますが、展示だけでなく各国のパビリオンを見比べられて面白かったです。

企画展のテーマは、スペイン大使館のサイトでご覧頂けますので横に置いておくことにして、テーマに関係なく個人的に惹かれたパネルを幾つか紹介します。

最上階だけ改築した建物。雨漏れでもしていたのでしょうか。
大胆な発想がスペインらしくて面白い。
こういう建物が増えてくるかもしれません。

中庭に向かって開放的な住宅。

こちらも住宅。 
重厚な積み石とガラスの組み合わせが素敵です。

オビエドのアストゥリアス美術館。
17世紀の建物を改装しています。
ファサード後方に垣間見えるガラスの使い方から、内部空間がどうなっているのか気になります。

メリダのディアナ神殿。
現代建築が神殿を囲むように建っています。
古代と現在が共存している感覚が味わえそう。

展覧会は5月12日まで開催。

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