おはようございます。吉川美南不動産の石井です。


前回の続きです。


いよいよ会社に退職願いを出します。


11年間お世話になった会社であり、19歳の業界未経験の若造をひろってくれ、ここまで育ててくれた社長には感謝しかありません。


提出するタイミングは悩みました。退職願い自体どうやって書くのかというところからのスタートです。ネットや本をみて失礼のないよう、間違いのないよう心を込めて書きました。


最後に勤めていた場所は本社ではなく支店だったので、だいたいの仕事が終わる21時ごろアポをとり、本社に向かいました。


社長室というものは特になく、広いフロアに社員と共に社長机が並んでいます。フロアの中央には接客や打ち合わせをする机があり、それらを囲むようにして15人ほどの社員が働いています。


営業社員の定時は19時半。きっかり帰れる社員は優秀な社員か、あまり気にしない社員。それでも20時を過ぎるとポツポツと帰宅もしくは直帰で一人、二人と会社からいなくなります。


上司や社長が帰らないとなかなか帰れないというよくある光景。こんな景色も今思えばなんだか懐かしいものです。


21時すこし前に本社につき、二階にいる社長の元へ向かいます。


なにやら深刻な顔、あるいは雰囲気を醸し出していたからか皆気をつかってくれたようで、社長に声をかけ中央の席に座ってから10分もたたないうちに会社には私と社長二人だけになりました。


いざ、社長を目の前にしてみると思ったように話せず、しばし沈黙が流れます。


社長「どうしたの?」


緊張している私の様子を察し、沈黙を破る。


私「…社長、来月いっぱいで退職させて下さい。」


何故か喉がカラカラで振り絞るように声をだしました。そして、スーツの内ポケットにしまっていた退職願をスッと机に置きました。


とても驚いた様子でした。


なぜ辞めたいのか、どうしても辞めなければいけないのか、辞めてどうするのか等々、たくさんの質問と提案と共に慰留してくれました。


時計の針は23時を過ぎようとしていました。


こんなにしっかり話すのは最初で最後になってしまいましたが、もっと早くこんなに話すことができていたらもしかしたら違った道もあったかもしれないな…なんて思っている自分もいました。


そうはいっても人生一度きり。時間は戻りません。引き留めてくれることに感謝しつつも、私の独立起業の意思は変わらないと理解してもらいました。


最後には、


社長「わかった。経営とは虎の背中に乗って走り続けるようなもの。途中でおりるわけにはいかないよ。困ったときはいつでも戻ってきなさい。」


と言っていただきました。


次の日からは、立つ鳥跡を濁さずという気持ちでいつも以上にがんばって仕事をしました。


退職が近づいている中で新たな契約もしました。売上の回収は部下に引き継ぎ、すべてのお客様への挨拶も済ませ長く濃い11年間の幕が下りました。


そして、休む暇もなく次のステージへの挑戦が始まります。


つづく…




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