I教会
I教会
和歌山県にあるキリスト教会の廃墟です。かつては祈祷しに来る方もそこそこおられたのかもしれませんが、今は管理されずに草も伸び放題となっています。
道中の険しい階段。狭い門から入りなさいという聖書のことばは有名ですが、まさに荊の道といいますか、そのような道でした。
壁に赤い十字架がデザインされていたりと中々凝ったデザインの建造物です。
内部です。
礼拝堂部分は椅子などが無く、礼拝は立って行われていたのか地べたに座って行われていたのかは分かりかねますが、小さい所なので元々信徒もそんなにいらっしゃらなかったのかも知れませんね。
こじんまりとした室内ですが、このような物件は初めてでしたので、見ごたえがあります。
室内にあったカレンダー。
窓が大きく取られ、光が良く入る造りになっていますね。
イエスの肖像画。
隅には談笑スペースもあります。
牧師が説教を行っている様子も安易に想像出来ますね。
この教会はプロテスタントの中の福音系の教会であったようです。
こういうデザインの椅子も教会ならでは。
もう一つ。
礼拝には欠かせないオルガン。
壇上。
開いて置かれていたのは讃美歌でした。
壇上より礼拝堂内を。過疎化の進む地域では、教会も高齢者が多く若者が少ないという問題は深刻です。ここはまた違った要因があるのでしょうが、信者が高齢化しいなくなってしまうと祈りを捧げる場所としての存在意義も無くなってしまいます。
もう定期的に管理もされていなさそうです。
礼拝堂はクーラーなどは無く、扇風機が設置されていました。
そろそろ礼拝堂を後にします。
折れてしまった建物上の十字架が哀愁感を漂わせていました。
教会によっては礼拝堂とは別に、勉強室や児童室を設けている場所もあります。この教会は横に勉強室のような建物がありました。
室内。ドアや窓も無くなってしまっていますが、自然的な老朽化で痛んでいるように思えました。
建物の外観は簡易的に見えますが、内部はしっかりと宗教施設といった雰囲気が出ていますね。
中途半端なサイズの絨毯、妙な柄をしていますが実は結構いい値段のする代物かもしれません(汗)
ソファ。
対してこちらの椅子ですか・・・。
礼拝堂のカレンダーと同じものが貼られていました。
食器棚。
建物を出ました。しっかりと入口はコンクリートで段が組まれています。
そろそろ帰ります。
こういう物件は他の同系教会と繋がりがあり、他の教会の信徒などによって手入れされる事も多いのですが、もう新たな信徒が来る可能性は皆無に近いような場所にありますので管理は諦めてしまっているのでしょうか。いずれにせよ珍しいジャンルの物件でした。
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