若い時の苦労は買ってでもやりましょう

 

 

蛍の光、窓の雪
 

先日note のプラットフォームの方に、ベネッセさんのお題に応えて「ウェルビーイング(Well-being)のために」という文章を書いた。その中で沙菜子が取り上げた言葉に「傑作意識はダメ意識」とある。
 

こちらです↓

 

 

実はこの言葉は、もう四十年以上も前の高校時代に読んだ「蛍雪時代」(旺文社)の学習雑誌の中にあった言葉なのです。意味は、最高級に上手くやろうとして、大学受験の試験に臨むと、気負いすぎて緊張して却って失敗をする意識でもあるよ、というものです。
 

中国の故事に「蛍雪の功」(けいせつのこう)と言うのがあります。晋の時代に学問に取り組んだ二人の青年がいて、一人は夏の夜、蛍を袋に集めて手元の灯りとして本を読み、もう一人は冬の夜、窓に積もった雪が月明かりに照らされて光るのを照明として学問に励んだ。
苦学をして、二人は難しい試験に合格して功をなした。(成功した)
 

「♪蛍の光、窓の雪~」と学校の卒業の歌にもあります。
 

違法薬物の犯罪に手を染める大学生の話題などがある昨今ですが、学校は学問を学ぶところでしょ!。
 

下の写真は、我が家に今もある、五十年以上も前(昭和44年)の小学3年生の学習雑誌の付録のメジャー(ものさし)です。今でも現役で使えます。

 

 



 

昭和の高度経済成長の時代は、大量生産&大量消費が可能な世の中でして、千人も児童がいる私の小学校へ、学習研究社が教材を学校の体育館に売りに来ていました。子どもが大行列を作って買っていた。(^^ゞ
 

毎月付録が楽しみで、温度計なんかも長らく我が家では使ってました。ひまわりやあさがおの種を植えたり、鉱石ラジオ制作キットがあったり、「学習」の読み物特集号の小説が私は好きでした。

あらためて『蛍雪の功』です。「若い時の苦労は買ってでもやりましょう」は本当の事です。苦学して苦労を経験したからこその理解出来る「人生及び日常生活の有り難さ」です。
 

学生の本分は学問の修得でしょう。如何でしょうか!(^^ゞ