君の名何気なく手に取った本を 頭から数ページ読んでみる。 男の台詞に、突然見知った字面が出てくる。 話のさわりで 特別気を惹かれるものはなかったのに 僕はその本を最後まで読む決心をする。 読み終える頃には 別のイメージで君が上書きされるかもしれない。