4月30日の松山城の城山のキノコ観察では目的のカンゾウタケを見つけることができましたが、キノコ観察をさらに続けました。


石垣周辺を散策しました


アミスギタケ


カサの裏側がハチノス状になっています

石垣周辺を散策していたらアミスギタケが見つかりました。カサの裏がハチノス状になっていますが、ハチノスタケよりも小型です。硬いので食用にはなりません。


コフキサルノコシカケ

硬いコフキサルノコシカケが生えた朽木もありました。20年くらい前、コフキサルノコシカケを煎じると抗がん剤が抽出できるとの噂があり、大きなコフキサルノコシカケを採集する人がいましたが、今はそんな人はいません。コフキサルノコシカケの抽出物の抗がん剤としての効果はあまり高くないです。


ウラベニガサ


幼菌なのでヒダがあまり赤くありません

別の朽木にウラベニガサが生えていました。ウラベニガサは可食ですが、あまり美味ではないようです(私は食べたことはありません)。


ハカワラタケ

色の抜けたカワラタケのようなキノコもありました。ハカワラタケと思われます。硬くて食べられません。


アラゲキクラゲ

キクラゲの名で販売されているアラゲキクラゲが朽木から大量に発生していました。食用なので連れの人達が採集しました。アラゲキクラゲと異なり、キクラゲは肉が薄くて無菌状態での切片の切り出しが困難で、人工栽培には成功していないようです。


スエヒロタケ

昔抗がん剤が抽出されていたスエヒロタケもありました。今はもっと効果のある抗がん剤があるので、スエヒロタケからの抗がん剤の抽出は行われていません。


ニクウスバタケ

ニクウスバタケも見つかりました。ニクウスバタケも不食ですが、菌糸がオオクワガタの幼虫のエサになるので、ニクウスバタケを接種したホダ木が昆虫の飼育用品を売る店で販売されています。


城山の本丸広場からの眺め

城山の本丸広場で一休みしました。天守閣に入るには520円も取られるので、入城はしません。



二の丸史跡公園に向かいます


二の丸史跡公園に降りる道を降って下山しました。夏にこの道を降るとアカヤマドリやドクツルタケが見られますが、4月では何もありませんでした。