暖かくなってきたので、今年初めて高縄山の植物観察に行きました。平日の(4月10日)のため、山道を下る木材を運搬するトラックや道路工事の車両がありすれ違いに苦労しましたが、なんとか頂上の駐車場に到着しました。頂上にはバードウォッチングする人や植物観察する人が数人いました。


高縄山の頂上には伊予の豪族だった河野氏の菩提寺の高縄寺があります。今日は高縄寺を通り過ぎて植物観察に向かいました。


高縄寺の周りのスギ林

夏になるとスギ林ではキノコがポツポツ発生しますが、今は春先、キノコは全く無かったです。


エンレイソウ

キノコはありませんが、エンレイソウがポツンと生えていました。札幌に住んでいた時、北大にはエンレイソウの名を冠したサークルや会合があったのでエンレイソウは北海道特産だと思っていましたが、実際は日本全土で見られる植物でした。


ミヤマシキミの赤い実

高縄山にはミヤマシキミな沢山生えており、花が咲き始めていました。よく見ると赤い実が一つありました。


ヤマシャクヤク

春先の高縄山ではヤマシャクヤクの花が見られますが、花がもう少しで咲きそうです。


シコクブシ

イチリンソウの発生地に指定されている場所にはシコクブシ(毒草で有名なトリカブトの変種)が群生していました。イチリンソウはシコクブシに圧倒されたのか見つかりませんでした。


イチリンソウ

トリカブトの群生の隣でイチリンソウが一本だけポツンと生えていました。もう少し時間が経てばイチリンソウも増えるかな?


続きます。