雪組東京公演の千秋楽は今週末。和希さん御退団。寂しい。最後の勇姿を目に焼き付けるべく、2/11の配信が楽しみです。

それにしてもと残念だったのは縣さんの役柄。芝居、ショー、揃ってチャラチャラした立ち位置。原田先生の「蒼穹の昴」の光緒帝は良かったのにと、生田・野口の両氏には不満でした。

最近、映画「ラストエンペラー」をネットで再見しました。ジョンローン主演。あるブロガーさんが韓国俳優が来襲する以前の男前はジョンローンだけだった(極端な意訳です)と回顧しておられて、正にその通りだったと思いながら視聴しました。

本題ですが、この映画に二ヵ所、溥儀の前任の皇帝の話が出てきます。西太后が三歳の溥儀に「前の皇帝が亡くなったのでお前を呼んだ」という場面。溥儀が弁髪を切りながら「前の皇帝は改革しようとして殺されたが自分はどうか」と言う場面。

蒼穹の昴」の原作者の浅田次郎さん、演出の原田先生が西太后を情の深い女性だと描き、一樹さんの円熟の巧演もあり、宝塚の西太后は愛らしく滑稽で哀れな女性でしたが、史実として光緒帝を幽閉し毒殺したのは残忍な西太后と言われてますね。

調べてみると、西太后は光緒帝が死ぬ直前に溥儀を皇太子に任命、その翌日に光緒帝が亡くなり、溥儀が皇帝に即位。その翌日に自分も旅立ったようです。

1874 光緒帝即位
1894 日清戦争 李鴻章(凪七さん)敗北
1898 戊戌の変法 康有為(奏乃さん)と光緒帝の失策

1908 11/13 西太后が溥儀を皇太子に任命
1908 11/14 光緒帝崩御(溥儀皇帝誕生)
1908 11/15  西太后逝去
1908 12/12 溥儀、正式に皇帝即位

1911 辛亥革命、清朝滅亡
1912 袁世凱(真那さん)中華民国の臨時大統領就任
1924 10/23 北京政変(紫禁城から溥儀退去)

映画「ラストエンペラー」は大好きな映画の一つ。先日、宝塚にある映画館(宝塚市にも映画館があります)で、リバイバル上演されたのも見に行きました。大スクリーンで見ると紫禁城のスケールの大きさに圧倒されます。後半、日本が関わるのがスリリングですし、坂本龍一さんの楽曲も大好きです。

「蒼穹の昴」も大好き。彩風さんのコンサートで歌って欲しいです~神奈川公演のチケットは全敗したのが残念至極。