水彩の背景に切り絵をのせてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”○○△×さんがLPレコードを購入しました。内容を確認の上、発送をお願いします。”

 

メルカリ事務局からメールが来た。

売れたのは一ヶ月ぶりだ。

最近出品を控えているせいか、滅多に発送することも無くなった。

久しぶりにする梱包作業。

私が出しているのは主にコレクションしてきたレコードと書籍。

今まで売り買いした回数はここ2、3年で400品近い。

2、3日に一回、、多い時には1日に3回発送していた。。わりとハイペース。

私はハマり出すと、とことん突っ走る。その代わり飽きるのも早いけど。。

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそくレコードを発送する準備に取りかかる。

 

プチプチにくるんでダンボールを丁度いい大きさにカットする。

お礼のメモを書いて、入れるのを忘れないように、、っと。

ガムテープで封をしてヤマト営業所へ持っていく。

二次元コード読み込みなので、相手の住所を書く手間が省ける。

まったく便利なシステムだね。

 

手続きを済ませた後は、購入者に発送終了のメッセージを送る。

”只今メルカリ便で発送致しました。お手元に届くまでしばらくお待ち下さいませ。”

顔の見えない者同士の取引なのだから、相手が不安にならないように逐一報告する。

お買い上げのお知らせを受けてから、24時間以内の発送。

迅速、かつ丁寧が私のモットーだ。

後は購入者からの受け取り評価を待つだけ。

 

こんな事の繰り返しをかなりの回数続けてきた。

レコードは最近ブームになっているのでよく売れるし、

大抵は「良い」評価を購入者様からいただいている。

そして評価と一緒にコメントをもらうのだけど大体は、

「本日、商品受け取りました。お早く丁寧な対応ありがとうございます。

品物のコンディションも良かったです。」、、というコメントをいただいている。

 

それから一段階上になると、

「無事に品物が届きました。古いレコードなのにまるで新品みたいで感動です。

さっそく聴きました。迅速に対応して頂いてありがとうございました。」

――――いえいえどういたしまして。わざわざ録音して聴いていた甲斐がありましたよ。

 

そして何と言っても私がメルカリを続けようと思うのは、以下のような喜びのコメントを

いただいた時、、

「このたびはありがとうございました。非常に状態も良く、懐かしい思いで聴いています。

大事にさせて頂きます。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。」

 

「欲しかったモノが安価で手に入り、感激です。聴かせて頂いた時、懐かしさのあまり涙が

出てきました。何十年も前のレコードがこんなにいい状態で残っているなんて、、

本当に奇跡です。ありがとうございました。」

 

自分のコレクションのレコードがこんなに喜んでもらい、大切にして下さるの方の元へ行く、、

なんて嬉しいことなんだろう。

引っ越しの度に運んできた苦労が報われた気がする。

 

世の中には様々な種類の人がいるのだから、気持ちのいいやりとりばかりではないけど、

たまにそんな素敵なコメントがいただけるのなら、多少面倒でも続けようかなと言う

気持ちになってしまうのだ。

 

レコード達だって、暗闇にしまい込まれて挙句の果てに処分されてしまうより、新しい持ち主の元へ行き、大切にされ喜ばれて本来の役目を果たしたほうが幸せに決まっている。