朝というか、夜中というか、午前2時半に起床。
3時半にバスに乗せられ どなどなどーなぁ
すっかり二度寝状態で、ときどき揺れにほんろうされた頭がガラスにごつん。
外を見れば、 満天の星。
街頭がないジャングルの道ですから。
きれー と口をあけているわけです。
ガイドの声で起きると、そこは真暗な駐車場、いや、グアテマラのマヤ遺跡 ティカル遺跡の入り口。
ここでこの旅、初登場のヘッドランプが大活躍。
さすが、LEDです。明るい!
このツアーでも一緒の野村さっちー似の米マダムナンシーは そのライト、すんごい明るいわよね。それにしても、このツアーの説明のときに、ライト持ってこいて言わなかったのは不親切よね。持ってない人はつまづいてるわよ。
とマグライトを照らしながらナンシーが少々ぼやいています。
ぜーぜー言うツアー客。朝日に間に合うように、みんな早足。
第4号神殿に上る階段はかなり怪しい造り。
少し足元がみえはじめた中、みんなもくもくと上ります。
上りきると、みんな一言もしゃべらずじっと空を見つめています。
聞こえるのはシャッターの音。まだ、ぜーぜー言ってるおばちゃんの息づかい。
ジャングルの遺跡の先、地平線には雲が垂れ篭めています。
空がオレンジ色になり始めましたが、なかなか金色がやってきません。
うーん、雲が多くて、太陽本体は姿を見ぜずに周りが明るくなってきました。
あーだめかなーー。と思っていると、雲をを抜けてきた太陽がぴっかーーーん。
生贄は捧げずとも、こうして毎日お日様は出てくれるのです。
ありがたや。
下りの階段もえっちらおっちら。
ガイドについて広大な遺跡を巡ります。
1000年もジャングルに放置されていた遺跡は、ほとんどその姿をジャングルにのみ込まれそうだったのでしょう。昔の写真を見ると、山なのかピラミッドなのか判別がつきません。それを修復したのも、これまたすごい話です。
カンボジアのアンコールワットも、似た運命をたどってきている。
自然の力、時間の流れ、人間の知恵、どれも、すごい です。