気象系の青さんの素人妄想BL小説です
side S
キーンコーン
カーンコーン
「……しまった…」
キーンコーン
カーンコーン
名前聞くの忘れた……
…連絡先も……
「ゔうゎあああああ〜
マジ最悪じゃんかぁ〜」
[櫻井先生!生徒の前ですよ!!]
「……あッ⁈…失礼しました!//」
どうすんだよ…//
あんなに健気で…いいカラダ…///
もしもこのまま
二度と逢えなかったら…
俺の人生……
終わったも同然じゃないか!?
昔の面影すらない
哀れなほどの余裕の無さに…
「…はぁああッ//」
深く…
力強いため息が出た…
ニ[……ほら、先生!!
ボーっとしてないでッ!
予鈴鳴りましたよ!]
「…えッ⁈…いつの間にッ⁈//
もぉ〜二宮先生ッ…
それを早く言って下さいよッ//」
門の前で両サイドから
生徒たちを迎え入れていた俺と
化学と物理の担当教員である二宮先生は
予鈴がなったタイミングで門を閉め
各々の教室へ移動する
遠慮知らずでスタスタと先を急ぐ
二宮先生を追いかけるように、
車椅子のハンドリムを握り
(車椅子を手で漕ぐ時に握る輪〔リング〕のこと)
勢いよく車輪を回転させ追いかけた
ニ[朝も、遅刻してましたし…
…どうしたんですか?
いつもの先生らしくないですね?]
「…ハァ…えッ?…いや、まぁ…ちょっとッ//」
行く直前まで俺の俺を咥えてもらい
甘い一時を過ごしたものの
肝心な名前と連絡先を聞き忘れた
…なんて、言えば
二宮先生に馬鹿にされるだろうと思い
言葉を濁した…//
ニ[……ふ〜ん…まぁ…
私にはどうでもいい事ですけどね]
「ふはッ//……ですね♪」
昨年、俺がこの高校に転職して以降
年齢も殆ど変わらないことから、
多少は近しい距離感で
言葉を交わせるようにまでなった
門から離れて僅かな時間
ガチャガチャッ…
[…あッ//………すみませんッ!]
!?
閉めたはずの門から音がして
振り返ると生徒が一人立っていた
ニ[…はぁああ…あぁ〜もぉッ//]
二宮先生が面倒そうに駆けて行き
生徒を迎え入れに行った
ニ[さっさと入れ!!
…あッ⁈…アイツらもかッ!?
ほら、お前ら急げーー!!]
[キャ〜♡先生サンキュー♪]
ニ[有り難う御座いますだろ⁈
…ほら、急げッ!!!]
先生には悪いが、
移動に時間を要する為、車輪を進めた
シャーーーーー…
ニ[お前も、ノロノロ歩くなッ!!]
[…ぁッ//…すみませんッ…//]
シャーーーーーーー……
バタバタッ…
[先生ッ!おはようございます!]
「…おぉ〜おはよう!!」
[櫻井先生ッ♡今日も格好いい♪]
[キャハハハ♪]
バタバタバタバタッ…
後から来た生徒たちに次々と追い越され
俺も負けじと追いかけた…
パタパタパタッ…
トサッ…
バサバサバサッ…
「…!?……あ、おいッ!!
…ハァ…落としたぞッ!!…ハァ…」
門を揺らした生徒か?
なよなよとした動きで
俺の前を挨拶も無しに通り過ぎた生徒が
ノートらしき物を落としたので
声を掛けた…
[……ッ…]
生徒は振り返り、俺に頭を下げると
これまたゆっくりとした動きで
落とし物の所まで引き返した…
[……ッ//…]
よく見れば…
スケッチブックじゃないか…//…
それに体調でも悪いのか?
不自然な動きでゆっくり屈み
散らばった紙を掻き集める仕草に…
…つい、
「……悪いな…//
…拾ってやれねぇ〜で…」
可愛い生徒たちに
落とした物すら拾ってやれない自分が
少しもどかしくなった……
[………]
サラサラの髪が目元を覆った生徒は
目も合わさず、俺の声かけに
フルフル…と、頭を振るだけで、
お辞儀を一つしたら校舎へ向かって行った
「……前、見えてんのかぁ〜?」
アレはオシャレでしてんのか?
今時の流行りは分からないな…//
…そう言えば…数年前にも…
あれは…//…
[何やってるんですか!?
急ぎますよッ!]
グンッ
「うをぉおお〜!?//
ふははッ…二宮先生サンキュー♪」
後から駆けつけた二宮先生に
車椅子を押してもらい
俺たちも校舎へ急いだ__
「…じゃあ、25ページを〜…
…相葉!…読んで!」
授業が始まり
いつも通りの日常がやってきた
[えぇ〜俺、音読苦手なのにぃ〜]
「文句言わなーい!さっさと読む!」
[…はぁ〜い……え〜と、何々?
昔々…あるところに?
桃太郎とか居ちゃったりするのかな?]
\\ キャハハハ //
小学生じゃないんだから〜♪
全然話しちがうじゃん♪
マジウケる〜!
「ふざけなーーい!!
相葉、真面目に読みなさいッ!!」
[…アヒャヒャ♪分かってるよぉ〜
えっと…何々………]
自分が思い描いていた日常が
ここにはあって__
ただ…この先のことを想うと、
未だに受け入れられない現実も
存在する__
昨夜から今朝までの出来事が
夢ではないのだとしたら…
つい、昨日まで…
俺が想い描いていたつまらない未来に_
虹が掛かかり、
陽が差し込むのではないか…
名前も連絡先も聞かなかった以上、
彼がまた……
俺の前に姿を現してくれるのを
この時は、ただ…
待つことしか出来なかった__
彼を待ち続け…
全く音沙汰が無い日が数日続いた
金曜日の放課後_
生徒から三枚の用紙を渡され
目を通していた…
[じゃあ、後は先生よろしく〜]
「……凄い…
凄いじゃねーか!?
おいッ部長!
…ってか皆んなもさぁ〜
もっと喜べよッ!!!」
美術部の顧問である、
美術教員の先生がご懐妊され
副顧問だった俺が、
この春から代わって
部室へ顔を出すようになっていた__
「部長!!やったなぁ〜♪
三人だけじゃ淋しかったもんなぁ〜
追加で三人…倍じゃないか!」
[先生ぇー…煩いです…
人数増えたからって、
球技の部活じゃあるまいし…
私達は各々での活動なんですから
増えても増えなくても何も変わりません]
「うッ⁈……煩ぃ〜?//」
元熱血サッカー部の顧問の血が騒ぎ
生徒の前で思わず興奮してしまったが…
部長を始め、
新たに入部して来た新入生に至るまで
皆んな、反応は…
それはそれは薄く冷めたものだった
…ったくッ//
…今時の学生は……
「皆んなー!
何か分からない事があれば
気軽に俺に言えよ〜!
美好先生に伝えとくからなぁ〜♪」
[何それ〜!
翔先生がちゃんと答えてよ〜]
[………確かに…]
分からない事は、
顧問の美好先生に聞けばいいと
他人任せな自分に…情けなくなる
「悪かったッ!
…美術部のこと、
美好先生から少しずつ学ぶから…
皆んなも何かあったら教えてくれ!」
[…しっかりして下さいね〜]
「…はいはい…
はぁあ…高校生は手厳しいねぇ〜」
各々が、作成途中の作品作りや
デッサンで使うイーゼルスタンドの
準備に取り掛かり始めたのを見て、
自分もやりかけの仕事を始めようと
窓際の教員デスクに移動した…
「……にしても…/////」
誰だよッ//
この花を飾ったのは…/////
美術室に入った時から香っていた
先日、官能的に俺を誘い
甘い夜を過ごした彼を想い起こさせる
この白くて小さな小花が
花瓶から零れ落ちるように
レースを靡かせている
「…ジャスミン……かッ///」
この香り…
俺には…刺激が強すぎる///
でも、
このデスクは俺の専用ではないから
我慢して…作業に取り掛かり始めた…
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『…ハァハァ…んッ///…ハァ…ぁッ//…ハァハァ…』
たっぷりローションを塗り込んだ
窄みを俺の反り立つところへ当てがい
まるで、彼と見た
“ ジャスミン ”の小さな花が
愛らしく歌っているかのような…
そんな綺麗な声が
俺の上で微かに鳴いている
「…ハァハァ…あのッ///…大丈夫ですか?//」
『だッ大丈夫ですッ//…ぁあッ///…ハァ…』
額に汗の粒が浮かび
眉間に皺を寄せている__
じっとしてて…と、言われ…
彼にされるままに、
ただ横たわり、彼のことを見ていたが
どことなく…
ぎこちない感じで心配になる…
もしかして……本番は…
…俺の方が経験値あるかもな…//
パシッ //
『んぁッ?!///…ハァハァ…えっと…ハァ…』
俺の胸筋の上に置かれた
手首を掴み、彼の瞳を見つめた…
「…俺にも…手伝わせて下さい…///」
『…ハァハァ…でもッ//…』
「一緒にした方が気持ちいいからッ///」
俺を跨ぎ膝立ちのまま
上手く入れることが出来ず
彼の熱も先程までは
先端を潤していたものの
今ではすっかり乾いている
「…邪魔は…しませんから…///」
乾いた彼の熱を利き手で掴み
空いた手で可愛い胸の粒を
優しく摘み弄った
『…はぁぁあんッ/////…ハァ…
…ぁぁッ…ハァハァ…ふああッ///』
刺激を与えればカラダが跳ねて
綺麗な汗の粒が飛び散った__
「…綺麗…ですね…///」
『…ハァ…あッ…あなたもですよ///…ハァ… 』
「へッ!?…俺ッ⁈…ですか?///」
『…ハァ…はぃッ///大きな瞳も…
…厚い唇も…//…ハァハァ…
車椅子を動かす…凛々しい腕も…//
僕を乗せてくれてる脚もッ…
…ハァハァ…ひゃあんん//…ぁあ///
…ハァ…全部、綺麗です/////』
「ゔぅッ///…ああッ//…ハァハァ…ぁッ///」
…入った♡
彼が話す間も
手指で掴んだ箇所を刺激し続け
互いから溢れ出た水音が響いた…
「ゔぅッ//…きッ……つッ/////…ハァ…」
『…つッ//……ぁッ…ッ//……くッ//』
「…息ッ///…ハァハァ…ちゃんと…ッ//
ちゃんと息して下さいッ//」
『…ッ//…ふッ…はぁあああ///
…ハァ…はぁあッ///…んんッ///』
「…ふはッ///…上手ッ///…ハァハァ…」
押し入るのが困難な程、
締め付けがキツい肉壁も…
彼の胸や熱をそのままいじり続ければ
彼の最も秘めたる奥の場所へ
締め付けは感じながらも、
ゆっくりと俺を連れて行ってくれた
『…ぁあッ///…やっ…とッ//…ハァハァ…
…ハァ……繋がれましたねッ/////』
「…ッ///…ぁッ…ありが…とッ…」
『…ハァハァ…ふぇ?…何かッぁぁッ///
…何か…今ッ///…ハァ…言いましたか?』
「…ありがとうッ///…グスッ//」
堪らなくて…//
大人気ないが……泣けた…///
『…僕のほうこそ…//…ハァ…
ありがとうございましたッ/////
…あのときッふんんんッ///』
ちゅくッ♡
…何故、過去形なのか…
少し冷静になれば
そんな疑問が浮かんだのだろうが…
この時の俺には…
感じて……泣けて…//
…疼いて…彼が欲しくて…///
もっともっと繋がりが欲しくて…
下だけではなく、
上の口も繋がることに必死だった……
漏れ出た涎が顎を通過し__
華奢な彼には少々不釣り合いな
男らしい喉仏を濡らした
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瞼の先か…?
なんだか…
あたたかな光が見える気がする…
ずっとずっとお礼が言いたかった
…やっと…逢えました…
ありがとうございました//
「……んッ//……ハァ……」
ばたばたばたばた……
美術室?…が90度回転した世界
ガラガラガラガラッ…
「…んッ//……ぁ、寝てた…のか?」
机に伏せて寝ていたのだろうか…
意識がハッキすると、
見えたのは…
ドアから男子生徒らしき人が
出ていく後ろ姿だった___
「………夢……か///」
やけにリアルな夢だったと、
欠伸と背伸びをして…
夢で最後に繋がってた唇を触ると
「……えッ!?//…」
涎で口周りが濡れていた…
しかも…熱く腫れぼったい気が…///
!?
ガバッ………
「……嘘だろッ⁈/////」
何故か、スーツのズボンを
押し破りそうな勢いで
膨れ上がった股間を瞬時に押さえた…
「……はッ!?…なんで⁈…///
いッ意味分かんねぇ〜!!」
ジャスミンの花の香りのせいだろう…
あろう事か…
学校の部活動中の居眠りで
逢えない彼のことを夢にまで見てしまい
欲情して勃つ…とか…///
俺、重症じゃんッ/////
つづく・‥…─*
んふふふ♡
「嘘だろ」入れれました♡
だいたいどの話にも入れてます…♡笑
最近、お話をカキカキする時…
眠気防止にディズニーの実写版…
【美女と野獣】と【シンデレラ】を
無限ループでリピート観賞してます♡♡♡
変態なお話を書いてますが…
基本はロマンティックなお話大好きです♡
…心はいつまでも乙女なつもりです(*´∇`*)♡笑
映画観る時は、普段字幕派なのですが…
実写版の美女と野獣だけは、
吹替えで山崎育三郎さんの美声ビーストのソロ曲を
これまた、ここだけリピートしてます♡
ビーストのソロ曲
ご存知の方いらっしゃいますか?
お父様の元へ帰れるように、
ビーストはベルを城から解放するんですが、
行ってしまうベルを塔の上から一人見届け、
本当は自分の元へ帰ってきて欲しいんだと…
信じて待ってると……
ベル想って歌うんですよね…(*´◒`*)
もうもう…音楽も歌詞も良くて……んで美声…♡
めっちゃ泣けるんですよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。♡
主人いない日はずっと観てます♡♡♡
で、智くん推しの私は…
その山崎育三郎さんの声を……
脳内で智くんに置き換えさせて頂きまして…
私の頭の中では智くんに歌ってもらってます♡笑
智くんが歌うと……甘さが増す♡♡♡
優しいビーストになる(*´꒳`*)♡
翔くんに歌って貰ったら……
そっちもヤバいですね!涎出ちゃうかも…
(//m//)♡
なんでこんな話をしたのか…
ビーストの歌の歌詞が、
このジャスミンの話の翔くんの感情に近くて♡
きゅんきゅん♡
一人切なくなってカキカキしてます(*´꒳`*)♡
翔くん……ビースト似合うな…♡
でも…私が書くと…
お山の美少年智くんと野獣翔くんは…
直ぐにヒロイン役の智くんの服を引っ剥がして
頂いちゃってそうですね…♡笑
パロディ?も楽しそう…♡
でゎでゎ〜皆さま♡
今日も素敵な一日をお過ごし下さい♡
La mimosa