【最初に】
飛騨の口碑の物語を面白く思い物語にゆかりのある土地を訪ねる旅をしてきました 
歴史的な真贋は追及しておりません宜しくお願い致します m(__)m 2019年10月8日の旅です
荒神社様
岐阜県高山市江名子町4946番地
主祭神    火結神(ほむすびのかみ)      火之夜芸速男神(ほのやぎはやおのかみ)
      奥津日子神(おきつひこのかみ)      奥津日売神(おきつひめのかみ)
創建時期は古く不明だがかつては女人禁制の社地であった 
神域はスギ、ヒノキ、ケヤキ、ナラなどが狭い境内に群生繁茂している 
岐阜県神社庁HPより
荒神社様 正式には「こうじんじゃ」のようですが「あらがみしゃ」「あらじんじゃ」とも
呼ばれているようです あたしは「あらじんじゃ」と思っていました 
地元の古伝承に南北朝時代の延元3年(1338年)新田義貞が戦死 その配下達が兵と食糧を求めて飛騨に入りこの地で墾田開拓したと この時京都の上賀茂と御所内の荒神の御分霊を祀ったとの話があります 加茂神社周辺と同じグループだったんでしょうね 
しかしそれだと飛騨の神社が古文書に記載されだしたと頃と比べると時代が新しすぎるとの指摘もあるようですね 元々あった神社に神様を上書きされたのかなあと・・
ただ飛騨川を登り江名子川を遡りドン着きの隠れ里のようなこの地に
落ちて来られた説は分かりやすいですよね 
そして江名子川上流の 荒神社が正式な荏名神社とする説が現在でも強いようですね
今回 高山市街周辺の地図をよく見ると 甲府盆地のように山に囲まれている平らなイメージがあったんですが 市街地周辺にポコポコと独立した小さい山塊が多いと気付きました
荏名神社様も山の森が切れた所だったし 荒神社の小さいけれど深い山から車で
20分も走れば 高山市街に着くという珍しい地形なんですねえ 
こちらの荏名神社説はヒルメムチの出産地とは違う別の理由からだと思いますが このような渓谷を妊婦さんが歩いていたとか天照大御神(ヒルメムチ)が産まれたとは思えないなあ
逆に山道だから産気づいたとかもあるか・・・2000年前だから今の杉林とは植物体系も違うでしょうけど まあ 想像ですがw ご出産に関しては江名子町の荏名神社辺りが妥当だと
想像しましたけどねえ
さて 加茂神社様から車で5分ぐらいで到着 鳥居の外に車を止めてから様子を伺うと神社
らしき建物が見当たらないので もう一度車に戻り林道のような道を数百メートル登ると
鳥居がありました そこで車を再び止め参道の鳥居をくぐりました
また雨が強くなってきて傘をさしての参拝となりました参道には奉納の幟が並んでいました

、天狗の団扇 社紋なんですかね?

江名子川の流れを跨ぐ橋 右手が上流となります ご本殿は山の斜面奥にあるようです

雨と森の空気が神々しく神妙な気配が立ち込める深山聖地のようでした

 

途中苔むした好い感じの手水場と 苔に包まれた立派な狛犬さんがおられたのですが

帰りに撮らせて頂こうと思っていたら 撮り忘れてしまいましたあ (´・ω・`)残念

荒神社の夫婦杉市指定天然記念物

 

つづれおりの坂道を何度か登ると拝殿が見えてきました 金網のデッキが怖かったですw

夫婦杉が可愛く思える巨杉の存在感 某神社様の御柱より太い杉に囲まれた拝殿

 

多くの剣が奉納されていました こちらの主祭神火結神(ほむすびのかみ)と言えば カグツチ

古事記にあるイザナミ最後の出産の時イザナミの陰部を焼き(それが原因で亡くなった)

産まれた 全身火の子供火結神カグツチをイザナギが太刀で切り殺し 

その流れた血から多くの神が生れた話があるからなんですかねえ?

特に いわれとかの解説板もありませんでした

扉は開いていて拝殿内には入れましたが どうにも暗く蛍光灯はあるんですが

スイッチが見つからず ストロボを焚かせて頂きました

 

神社様の気配より 巨木の神様の御神気にただただ圧倒されて上ばかり見ていました

飛騨の口碑の本からはこちら様の事をみつけられませんでしたが

水無神社様に向かう途中なので伺ってみました お邪魔して好かったです

旗鉾神社様と同じく神社とは別の山からのパワーを全身に頂けました

荒神の猫石祟り
帰宅後調べてみたら 荒神社の逸話として猫好きの間では有名らしい全国的に数例だけとの珍しいお話がありました 全国的に全く無いお話ではないんですかねえ
昔 荒神社の床下にある石を借り受け自宅のネズミの通る道に置くとネズミが来ないとの事があったようで ある人の父が長らく病気を患い医者に診せても原因が分らなかく困っていたところ ある占者に相談した結果 病因が祟りであると言われ よく考えてみたらその父親が荒神社の猫石様を借りっぱなしにしていたことが原因とわかり 丁重にでお返しした処
 回復されたとか 荒神の祟りとして伝わっているそうです あたし猫好きなんですけど境内では気が付かなかったなあ 猫の型の石ではないのかも・・・猫とは関係ないのかなあ

着いた時には裏側で気付きませんでしたが ( ̄□ ̄;)!!
 あああ~やっぱりなあと 思いましたよ  もおお~ お願い(´д`;)しますよおお 

多分人気も無いし周囲のどこかには隠れていたんだろうなあと・・・

この後スマホナビを水無神社様にセットしたら林道をここから さらに上に進めと??

言われるまま登って行ったら何やら石仏のようなお姿が祀られている場所に

出てしまいました あれれ??また迷子になったのかねえ・・

雨が強かったので車内からチラリとみただけでした 

後日調べると剣不動明王様が祀られていたようでした どうやらそこは

巨石と白糸の滝という観光スポットのようでした 

晴れていたらお詣りしたんでしょうけど ご縁が無かったんですかねえ 

怪しいぞお??と 水無神社様を再検索すると (;゚д゚)ぇええ~!! 

そこからもっと草に埋もれた 狭い林道に行けと指示が・・・

ダメモトで進むと すぐに突然信じられないことに 立派な舗装路に飛び出て

驚きましたw ふるさと農道「美女街道」と言う361号線に飛び出ました 

スマホナビでも信頼するもんなんだよなあ~ 疑ってごめんなさいv( ̄∇ ̄)vw
この後は20分程で水無神社様に到着しました

長々とご覧いただき有難うございましたm(__)m