母親の魂 | 霊能者、麗大士のブログ

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浄霊による霊の救済と霊障の症状の軽減
神霊世界の探究の記録

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今年の三月に母親が亡くなり

今年、初盆を迎える

しかし、母親の葬儀を終えてから私も妹一家も誰も実家には行っていない

母親の遺骨は納骨出来ずに実家にあって、戒名も無い

実家に独り残された親父は、何故子どもが家に来ないのか、何故自分が嫌われているのかが分からない

憎しみとか過去のしがらみは別にして、こちらにはこちらの事情がある

その事情を説明しても理解出来ず、母親に対する情や自分は1ヶ月以内に死ぬとか、財産を餌にして強引な手法で来させようとしたが

同時に、近所の人や母方の親戚を巻き込んで大騒ぎして、子どもに見捨てられた気の毒な父親を演じる

それで余計に実家から足が遠退いてしまい、親父からの連絡も無くなった

そして、親父抜きで実家以外の所で妹一家と法事にかわる食事会をする事になった。

私の親父は、仕事ができて上司から可愛がられ出世街道を進んだ
学歴の壁を乗り越えて異例の出世を果たし、経済的には困る事は無かったのだけど

父親は、家庭では一番偉い存在であり
異を唱える事、気に触る事を言おうものなら叩きのめすところがあって

何が原因で怒り出すか分からない為、母親、子どもは親父の顔色を見て暮らすようになった。

母親が親父と一緒に居る間は、親父を怒らせれば母親に当たるので
その体制は崩れなかったけど母親が亡くなったとなれば、

親父のご機嫌を伺う必要も、言う事を聞く必要も無くなって

電話でしつこく実家に来させようとする親父に、初めて本音を聞かせ時には怒鳴りつけた。

母親が亡くなって遺品を整理した時、服も持ち物も本当に少なくて
親父の世話があるからと、兄弟の暮らす実家にもろくに帰れず

親父が先に逝く以外に母親の自由は無かったが、それが母親の選んだ人生だった。

母親が、救急搬送された病院で生死をさ迷っている時、親父は家にいた

家から連れ出して母親の最後を看取らせた時、そして母親が亡くなったすぐ後
親父は、母親が亡くなった後に入る金の話をしたの聞いて
親父は自分さえ良ければよくて、人の心を思いやる心は持たないのだなと思った。

生きて生活する上でお金は大事なものだけど、母親の支えがあったから仕事が頑張れて会社で成功したのに
それが当たり前の事で感謝の気持ちは大して無いように見えた。

母親の悲惨な人生、親父の悪口になってしまったが

母親は、親父と暮らす苦しさから宗教に走った
宗教の神仏にすがる母親を見て私は自然と神仏の存在を求めるようになり

実在する神の居られる宗教と出会い、魂の存在を知って魂の修行の人生を歩む事になった。

そして、母親が生死の境に居る時に私は母親に心身を解放し
母親の魂は、私の心身に移動して浄霊されて霊界に旅立って行った

その時に見た笑顔の若返った母親の姿は忘れはしない

それは、母親の魂が親父との生活に嫌気をさす母親の心に、魂の向上は無いと悟り
自ら計画して霊界へ行く事を決断したのだ

そして、私が母親の魂を霊界へ誘い救う事も計算していた

社会的地位や名誉を手に入れて、お金と人が羨む物を手に入れて満足する親父

子どもと子どもの家族の事を一番に考えて、人に尽くして喜んでもらえる事を生き甲斐とした母親

母親が亡くなって、母親の霊を浄霊して高い世界に送った時
母親は、親父の我が儘や世話で悲惨な人生に見えても、真の幸せを掴んだのは母親だったんだと思っている。

母親は霊界で救われている
だから、母親の死後も悲しみが全く起こらない。