蟻
お正月だ。いい天気だな~。おめでとう。
よちよち歩きの女の子、何才くらいかな~、もうしっかり歩いているから2才くらいかな?
いっも、おばあさんといっしょに、団地の周りを二人で散歩している。
散歩が大好きみたいだな。
小さいクツをはいて、得意そうな顔して、おばあちゃんの後をちょこちょこと歩いてる。
でも、しばらく歩いて、僕の近くまでくると座り込んでしまった。
どうしたの? 僕は、いそいで、女の子の傍に行った。
女の子が見つめている地面を覗きこむと、小さな蟻が数匹うごいていた。
こんな小さいものが、よく見えるね。
小さなアリ達は、行列を作って忙しそうに走っていた。
僕も女の子の横に座り込んで蟻を見ていた。
女の子は、可愛い人さし指でアリの行列をつついた。
アリが、指に登ってくると、あわてて手を振った。
飛ばされたアリは、僕の方に飛んできた。
僕が、あああーと叫ぶと、女の子はキャッキャッと声を上げて喜んだ。
小さな女の子って、可愛いな。
この子に、また、あいたいなー!
おばあちゃんが、仲良くしてねと言った。
勿論、うんだよ!と、僕は心の中で言った。