「天の花」とは
夜空に輝く星のことで
 
 
「地の星」とは
昼間に咲く花々のこと。
 
 
ふたつは
お互いに
微笑み合うことはできても
手を取り合うことはできない。
 
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今回は、伊吹有喜の
 
「なでしこ物語 天の花」を読んだ。
 
 
本作では
母に捨てられた主人公の耀子は
18歳となり
進路に悩む年頃になる。
 
子供のころ
幼馴染の立海が
「僕がこの地に帰ってくるまで待っててね」
と言った約束を
果たせないことが
はっきりとわかってくる。
 
 
親の価値基準を
押し付けられて
自分の希望どおりには
進んでいけない子供たちが
なんとも切ない。
 
 
親は
子供のことを思って
口だしをするのだけど
 
それが本当に
子供の将来にとって
よいことなのかは
わからない。
 
親が確信を持てずに
子供の進路を
提案する場合と
 
確信を持って
提案し
決定する場合がある。
 
圧倒的に
後者のほうが
子供にとってみれば
うっとおしい。
 
だけど
親は
自分の経験や
世間の常識から
子供の進むべき道が
見えている。
 
確信があるので
子供の希望が
それはそれは
幼稚であぶなかっしいものに
見えてしまう。
 
でも
その親の確信も
 
あやふやな
ものである。
 
なにが良くて
なにが悪いかなんて
 
すぐには判断できない。
 
 
頭の固い親の
価値基準を
ぶっこわして
自分の進路を勝ち取ることも
意味がある。
 
親の言いなりでも
水を得た魚のように
スイスイと世の中を
泳ぐ者もいる。
 
なにが良いか
なにが悪いかなんて
判断できない。
 
だから
今の状況に
落ち込むことも
腐ることも
必要ない。
 
 
たとえ
思うようにならない現実が
あったとしても
 
きっと
次なる一手が
閃いて
 
次なる一歩を
踏み出せる。