真田太平記9 池波正太郎

テーマ:
僕たちは
自分の生きている時代の

感覚や
価値や
常識や
習慣や
伝統に

好むと好まざるに関わらず
縛られて生きている。

後の時代に生きる者からすれば
笑ってしまうような価値でも
大真面目に
それを信じている。
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今回も
池波正太郎の「真田太平記9」を読んだ。


関ヶ原の戦いが終わり

真田昌幸
真田幸村の
本家が取り潰され
十余年。

真田信之の
分家は
上州沼田の大名として
徳川家に臣従している。


家康も
70歳を超えて

徳川家をより盤石なものにしようと
策を弄する。

後世の者からすると
家康も焦ったんだなと
思ってしまうような
言動をする。

その時代に生きなかった
後世の者が
家康の言動の是非を
云々する資格はないが。。。



いづれにせよ
徳川家、豊臣家
東西の
手切れの時が
迫っている。

そこに
真田信之と
真田幸村の兄弟が
どう関わっていくのか
と言うのが今巻の物語。


豊臣秀吉の息子
秀頼が
立派に成長して
英邁の質を醸し出していなければ

家康は豊臣家を
恐れなかったかもしれない。

秀頼の母
淀の君に
時代の流れを受け入れる力があれば
母子ともに死ななくて
よかったかもしれない。

「もし」を言っても
せんないことだけど。。。


流れに逆らわない
生き方。

これが最強だと思う。


流れに逆らわなかったからこそ
家康は天下人となった。

妻と長男を
殺さなければならないような
信じ難いような厳しい
「流れ」にも逆らわなかった。




主体性を持ちながらも

流れに逆らわずに
生きて生き抜いた
家康。


だけど


今から起ころうとしている
豊臣家との戦いには


自力で流れを作り

生涯で
貯め込んだ力を
爆発させるように

時代の扉を
押し広げようと
している。






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