今年
いただいた一枚の年賀状に

今は仕事が楽しいですと
近況報告をしてくれた人がいた。

うらやましい話だなと思う。

1日の大半を占める仕事が
楽しいのは
幸せなことだろうと思う。

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今回は
伊吹有喜の「地の星  なでしこ物語」を
読んだ。

前作「なでしこ物語」につづく物語。


前作では
主人公の耀子は10歳だった。

今作では、28歳になった
耀子を描いている。

結婚して子供もいる
設定だ。


ファンタジーな色合いも少しあった
前作とは違い

現実的なストーリーとなっている。

耀子の知らない
亡くなった父親の
輪郭もしだいに明らかになっていく。

加えて
スーパーで働くようになった耀子が
奮闘する様子が描かれている。


母に捨てられた
心の傷を持った女性が

仕事を通して
しだいに仲間ができ
リーダーとなっていく。

自分の好きな場所を
守るため

耀子は立ち上がり
輝いていく。


生き生きと
働く耀子の物語を読んで

僕ももっともっと
生き生きと働けないものかと
思った。


気持ちひとつで
仕事は
楽しいものにもなるし
そうではなくなる。

この物語では
様々な工夫をして
自分たちの職場を
守ろうとしている。

工夫が工夫を呼び
新しい発見や
出会いが生まれる。


何かを守りたいと言う心

誰かの志しを継ぎたいと言う心

工夫して楽しみたいと言う心

この3つがあれば
仕事は楽しいものに
なるのかもしれない。