私は明に付き合ってもらって、あらゆる武道を身につけた。
「ねぇ。明。大学行かないで私に付き合ってて良かったの?」
明は笑みを浮かべて
「ああ、短期で日本の大学に来てるから問題ないんだ。
それに俺も、大会に男子として出るからな」
とウインクして言いながら
「それに、君が初めての大会でどれだけの活躍ができるか楽しみなんだ。
女の子でこれだけ、センスがある娘っていうのも、そうそういるものじゃないしな。
だから、プレッシャー何て感じないで楽しんでこい。
負けて当たり前くらいの気持ちでな」
私は明の励ましを受けて
大会に向かった。
美紀も、また、格闘技の師匠の下で訓練を積んだ。
私は剣道で・美紀は空手である。
私達にとって、一番の思い出になる大会が始まろうとしていた。
本当に楽しかったよね。
美紀。
試合が始まり、私も美紀も余裕で、三回戦まで突破した。
問題は四回戦の相手である。
相手は平尾麻美・又の名をラナ。
ラナも私を見て笑みを浮かべた。
私達は竹刀を向け合い火花が散った。
相手は警視総監の娘である。
あらゆる護身術を身に付けてある。
当然、強いなどという次元の相手ではない。
私達は
「はぁぁぁ」
と声をあげて竹刀を激しくぶつけあった。
お互いに楽しかった。
全力でぶつかり、一本目は引き分け、二本目は麻美はわざと負けた。
「麻美、どうして?」
「次の対戦相手の化物と恵里に戦ってみてほしくてね」
と悪戯っぽい目で私を見て言った。
次の対戦相手は、一撃で相手をノックアウトしていた。
さて、美紀も圧倒的な強さで四回戦まで勝ち抜いた。
そして、明も圧倒的だった。
ついに、準決勝の運命の戦いが始まった。
私と後に同志となる人物だが、この時は名前すら知らずに戦った。
私は防戦一方になった。
だが、明から習ったカウンターが、見事に決まって一本取った。
だが、二本目からは相手は本気を出してきて、あっという間に負けてしまった。
彼女はその後、全国大会を優勝した。
美紀はというと、後に私にとって因縁をもつことになる人物と死闘の末に敗れた。
その人物は来年には、全国大会で優勝することになる。
そして、明と小山誠実の壮絶な死闘が始まった。
一本目・二本目揃って引き分けで、稲妻が走るような桁外れの試合だった。
だが、延長戦で明の技で見事に準決勝を勝った。
私と美紀は、明の技に思わず
「格好いい」
と声に出してしまい赤面した。
そして、私と明の関係が、この大会を通して進み始めていた。
明は見事に優勝した。
全国大会すらも優勝してみせた。
私は全国大会は、テレビでの応援だったけど、電話で連絡は取り合っていた。
さて、美紀はというと小山事務次官の思惑とは違い、明と予選の決勝で戦った進藤陽一という男と関係をもつようになっていたというより、美紀の幼馴染みらしい。
彼は内科医を目指して、ハーバード大学に行っていた。
彼の兄は、進藤博と言って、カーディフ大学を首席で卒業した外科医のhopeの弟である。
進藤陽一は明るい男で、誰にたいしても気がきいて、本当に優しい人物だった。
美紀は私に
「彼は子供の頃から、剣道をやってきてね。
剣道は自分の精神を統一できるから、これほどやりがいのある武道はないっていうくらい、彼は剣道が好きなの。
内科医は、常に冷静に触診と患者の言葉から、病状を判断できなければならい。
だから、彼は剣道で常に冷静さを保つためにやってるんだって。
内科医として、患者を救うためにね」
大会の後、二人はアメリカに戻った。
見応えのある大会で、本当にやりがいがある大会だった。
「ねぇ。明。大学行かないで私に付き合ってて良かったの?」
明は笑みを浮かべて
「ああ、短期で日本の大学に来てるから問題ないんだ。
それに俺も、大会に男子として出るからな」
とウインクして言いながら
「それに、君が初めての大会でどれだけの活躍ができるか楽しみなんだ。
女の子でこれだけ、センスがある娘っていうのも、そうそういるものじゃないしな。
だから、プレッシャー何て感じないで楽しんでこい。
負けて当たり前くらいの気持ちでな」
私は明の励ましを受けて
大会に向かった。
美紀も、また、格闘技の師匠の下で訓練を積んだ。
私は剣道で・美紀は空手である。
私達にとって、一番の思い出になる大会が始まろうとしていた。
本当に楽しかったよね。
美紀。
試合が始まり、私も美紀も余裕で、三回戦まで突破した。
問題は四回戦の相手である。
相手は平尾麻美・又の名をラナ。
ラナも私を見て笑みを浮かべた。
私達は竹刀を向け合い火花が散った。
相手は警視総監の娘である。
あらゆる護身術を身に付けてある。
当然、強いなどという次元の相手ではない。
私達は
「はぁぁぁ」
と声をあげて竹刀を激しくぶつけあった。
お互いに楽しかった。
全力でぶつかり、一本目は引き分け、二本目は麻美はわざと負けた。
「麻美、どうして?」
「次の対戦相手の化物と恵里に戦ってみてほしくてね」
と悪戯っぽい目で私を見て言った。
次の対戦相手は、一撃で相手をノックアウトしていた。
さて、美紀も圧倒的な強さで四回戦まで勝ち抜いた。
そして、明も圧倒的だった。
ついに、準決勝の運命の戦いが始まった。
私と後に同志となる人物だが、この時は名前すら知らずに戦った。
私は防戦一方になった。
だが、明から習ったカウンターが、見事に決まって一本取った。
だが、二本目からは相手は本気を出してきて、あっという間に負けてしまった。
彼女はその後、全国大会を優勝した。
美紀はというと、後に私にとって因縁をもつことになる人物と死闘の末に敗れた。
その人物は来年には、全国大会で優勝することになる。
そして、明と小山誠実の壮絶な死闘が始まった。
一本目・二本目揃って引き分けで、稲妻が走るような桁外れの試合だった。
だが、延長戦で明の技で見事に準決勝を勝った。
私と美紀は、明の技に思わず
「格好いい」
と声に出してしまい赤面した。
そして、私と明の関係が、この大会を通して進み始めていた。
明は見事に優勝した。
全国大会すらも優勝してみせた。
私は全国大会は、テレビでの応援だったけど、電話で連絡は取り合っていた。
さて、美紀はというと小山事務次官の思惑とは違い、明と予選の決勝で戦った進藤陽一という男と関係をもつようになっていたというより、美紀の幼馴染みらしい。
彼は内科医を目指して、ハーバード大学に行っていた。
彼の兄は、進藤博と言って、カーディフ大学を首席で卒業した外科医のhopeの弟である。
進藤陽一は明るい男で、誰にたいしても気がきいて、本当に優しい人物だった。
美紀は私に
「彼は子供の頃から、剣道をやってきてね。
剣道は自分の精神を統一できるから、これほどやりがいのある武道はないっていうくらい、彼は剣道が好きなの。
内科医は、常に冷静に触診と患者の言葉から、病状を判断できなければならい。
だから、彼は剣道で常に冷静さを保つためにやってるんだって。
内科医として、患者を救うためにね」
大会の後、二人はアメリカに戻った。
見応えのある大会で、本当にやりがいがある大会だった。