私は祖父を使って、一級捜査官を動かした。
田岡光雄長官は、水面下で動かした。
自分の孫娘が強姦されたという事実は揉み消された。
だが、田岡長官は怒りを表に出して、桜井洋子とその周りを追わせた。
そして、竹中警備局長も自ら動き出した。
私は父にメールを送っていた。
強姦されたのは、私の影武者で真の理由は本物の堺義弘を消すことにあると送ったため、父は沈黙を守った。
そして、おそらく本物の堺義弘にも伝わっているだろう。
そんな時、私はホテルのVIPルームに呼び出された。
そこには、本物の堺義弘がいた。
「久しぶりだね。美咲ちゃん」
「ご無沙汰しております。
おじさま」
「シヴァの目的の一つが、私を始末すること何だろ?
いや、シヴァじゃないな。
シヴァに全ての罪を着せようとしてる悪魔、プロメテウスと言った方がいいかな。
そして、奴にとって最も厄介な女、ディオーネーと君が対決することになるとはな。
望は動くわけにはいかないが、私が必ず守る。
警察にとってもあの女は宿敵なんでな。
そして、君に紹介したい人物がいる。
来い」
そこに現れたのが、ルディ・ガルシアだった。
「こいつは、堺家に長年仕えてる信用できる男だ。
私の祖父である堺康治は、ヨーロッパで巨悪と戦うために権力を、裏世界で戦える力を蓄えてきた。
だから、私の父は消されたのさ。
ディオーネーにな、
気をつけろ。
場合によっては、ディオーネー以上の奴が現れるかもしれない。
だから、プロメテウスは警察を本気で動かすための筋書きをつくったわけだ。
そして、ディオーネーはわざと乗ってきたのさ。
私と決着をつけるためにな。
望は君に話さなかったかもしれないが、月島家で起こった悪夢もディオーネーがやったことだ。
それと、望の身代わりになったのは、自分の母の弟、すなわち、吉岡家の人物で末期ガンであと三ヶ月の命だった叔父がなった。
だから、望にとっては叔父の敵だ。
誰よりも優しくて正義感が強い望にとってどれだけ屈辱だったか。
だから警察は、揉み消したのさ。
吉岡秀長先生の命令でな。
誰よりも動きたいあいつが、動けないことがどんなことか君ならわかるね?」
私はあまりのことに暫く沈黙していたが頷いた。
「君にもう一人、紹介したい男がいる」
その人物が現れた瞬間、私はナイフを持って突いた。
男はギリギリかわし、私は連続して突いた。
一分がたった頃、両方共に息をきらしてないことを確認して、笑みを浮かべながら
「哲也兄さんですね?」
「ああ、とんだ挨拶だな。美咲。
こうやって、直接話すのは初めてなのに、いきなり腕ためしとはな」
「清美姉さんから、聞いてますよ。
自慢の兄だとね。
私に殺される程度の人間かどうか試したくなったんですよ」
私は笑みを浮かべて外に出た。
私が出た後
哲也は溜息をついて
「おそらく、私を始末するよう命令されてますね。
それを伝えるためにわざと腕ためしをしてみせたんですよ。
私は引いた方がいいかもしれません。
おそらく、命令を出してる奴は恐ろしいほどの凄腕です。
私がいた方が美咲は、危険になる上に潜入にも支障をきたすと言いたかったんでしょう」
「だろうな。おそらくデーモンが動いてると考えた方がいい。
ディオーネーの背後にいるハーデスを始末するために・・・・・・」
美咲は、兄ならあれだけの動作で全てを理解すると読んだ。
人気のないところで、恐ろしい気配がした。
デーモン、組織の中枢を担う幹部サタンの懐刀で、私の教育係だ。
一から叩きこまれた。
女を武器に人を操る方法。
そして、首相を始末した後、デーモンが現れて家族を皆殺しにして、家を燃やした。
「生温いぞ。相手は首相だ。
捜査は一級捜査官が行う。
一級捜査官は、ちょっとした証拠も見逃さない。
よーく覚えておけ。
我が名はデーモン。お前の教育係につくことになった。
容赦はせんぞ!」
私は二年に渡って指導された。
その間に私の代わりにデーモンは影武者を送り化けさせ任務をやらせた。
私が本格的に任務に入ったのは、一年前だ。
あの男の銃の腕の凄さを忘れたことはない。
まったく、撃つ瞬間が見えなかった。
こいつの威圧感を感じる度に恐ろしい。
デーモンは、背後に現れて私の乳房を服ごしに鷲掴みした。
私の乳房を揉みながら
「プロメテウスが下らない命令を出したそうだな。
エールから話しは聞いた。
お前の命令を、快く受けたと言ってたよ。
お前をあんなカスには、指一本触れさせんから安心しろ」
間をおいて
「お前の任務は、一級捜査官に紛れてやってくるハーデスを始末することだ」
ハーデス・・・・・・!?
ディオーネーの背後にいる化物か。
やはり・・・・・・。自らデーモンが出てきたのはそういうことか。
厄介だ・・・・・・。
こいつは本当に恐ろしい。
へまをすれば確実に消される。
ほんのささいなミスも許されない。
田岡光雄長官は、水面下で動かした。
自分の孫娘が強姦されたという事実は揉み消された。
だが、田岡長官は怒りを表に出して、桜井洋子とその周りを追わせた。
そして、竹中警備局長も自ら動き出した。
私は父にメールを送っていた。
強姦されたのは、私の影武者で真の理由は本物の堺義弘を消すことにあると送ったため、父は沈黙を守った。
そして、おそらく本物の堺義弘にも伝わっているだろう。
そんな時、私はホテルのVIPルームに呼び出された。
そこには、本物の堺義弘がいた。
「久しぶりだね。美咲ちゃん」
「ご無沙汰しております。
おじさま」
「シヴァの目的の一つが、私を始末すること何だろ?
いや、シヴァじゃないな。
シヴァに全ての罪を着せようとしてる悪魔、プロメテウスと言った方がいいかな。
そして、奴にとって最も厄介な女、ディオーネーと君が対決することになるとはな。
望は動くわけにはいかないが、私が必ず守る。
警察にとってもあの女は宿敵なんでな。
そして、君に紹介したい人物がいる。
来い」
そこに現れたのが、ルディ・ガルシアだった。
「こいつは、堺家に長年仕えてる信用できる男だ。
私の祖父である堺康治は、ヨーロッパで巨悪と戦うために権力を、裏世界で戦える力を蓄えてきた。
だから、私の父は消されたのさ。
ディオーネーにな、
気をつけろ。
場合によっては、ディオーネー以上の奴が現れるかもしれない。
だから、プロメテウスは警察を本気で動かすための筋書きをつくったわけだ。
そして、ディオーネーはわざと乗ってきたのさ。
私と決着をつけるためにな。
望は君に話さなかったかもしれないが、月島家で起こった悪夢もディオーネーがやったことだ。
それと、望の身代わりになったのは、自分の母の弟、すなわち、吉岡家の人物で末期ガンであと三ヶ月の命だった叔父がなった。
だから、望にとっては叔父の敵だ。
誰よりも優しくて正義感が強い望にとってどれだけ屈辱だったか。
だから警察は、揉み消したのさ。
吉岡秀長先生の命令でな。
誰よりも動きたいあいつが、動けないことがどんなことか君ならわかるね?」
私はあまりのことに暫く沈黙していたが頷いた。
「君にもう一人、紹介したい男がいる」
その人物が現れた瞬間、私はナイフを持って突いた。
男はギリギリかわし、私は連続して突いた。
一分がたった頃、両方共に息をきらしてないことを確認して、笑みを浮かべながら
「哲也兄さんですね?」
「ああ、とんだ挨拶だな。美咲。
こうやって、直接話すのは初めてなのに、いきなり腕ためしとはな」
「清美姉さんから、聞いてますよ。
自慢の兄だとね。
私に殺される程度の人間かどうか試したくなったんですよ」
私は笑みを浮かべて外に出た。
私が出た後
哲也は溜息をついて
「おそらく、私を始末するよう命令されてますね。
それを伝えるためにわざと腕ためしをしてみせたんですよ。
私は引いた方がいいかもしれません。
おそらく、命令を出してる奴は恐ろしいほどの凄腕です。
私がいた方が美咲は、危険になる上に潜入にも支障をきたすと言いたかったんでしょう」
「だろうな。おそらくデーモンが動いてると考えた方がいい。
ディオーネーの背後にいるハーデスを始末するために・・・・・・」
美咲は、兄ならあれだけの動作で全てを理解すると読んだ。
人気のないところで、恐ろしい気配がした。
デーモン、組織の中枢を担う幹部サタンの懐刀で、私の教育係だ。
一から叩きこまれた。
女を武器に人を操る方法。
そして、首相を始末した後、デーモンが現れて家族を皆殺しにして、家を燃やした。
「生温いぞ。相手は首相だ。
捜査は一級捜査官が行う。
一級捜査官は、ちょっとした証拠も見逃さない。
よーく覚えておけ。
我が名はデーモン。お前の教育係につくことになった。
容赦はせんぞ!」
私は二年に渡って指導された。
その間に私の代わりにデーモンは影武者を送り化けさせ任務をやらせた。
私が本格的に任務に入ったのは、一年前だ。
あの男の銃の腕の凄さを忘れたことはない。
まったく、撃つ瞬間が見えなかった。
こいつの威圧感を感じる度に恐ろしい。
デーモンは、背後に現れて私の乳房を服ごしに鷲掴みした。
私の乳房を揉みながら
「プロメテウスが下らない命令を出したそうだな。
エールから話しは聞いた。
お前の命令を、快く受けたと言ってたよ。
お前をあんなカスには、指一本触れさせんから安心しろ」
間をおいて
「お前の任務は、一級捜査官に紛れてやってくるハーデスを始末することだ」
ハーデス・・・・・・!?
ディオーネーの背後にいる化物か。
やはり・・・・・・。自らデーモンが出てきたのはそういうことか。
厄介だ・・・・・・。
こいつは本当に恐ろしい。
へまをすれば確実に消される。
ほんのささいなミスも許されない。