その瞬間、高倉元就が現れ、大滝満を殴りとばした。
大滝満は、元就を睨みつけて
「てめぇ、何しやがる!」
元就は険しい顔をしながら
「それはこっちのセリフだ!
女の子にいきなり、キスするなんてお前は最低だ!」
大滝満は鼻で笑い
「何、怒ってんだ。この女はお前の女か?
この女だって嫌がってないだろうが!」
「どこまでも、最低の野郎だな!」
大笑いしながら
「褒め言葉にとらせてもらうよ」
そう言うとその場を立ち去った。
清美は元就を見ながら
「ありがとうございました。元就先輩・・・・・・」
元就は心配そうに
「大丈夫か?清美ちゃん。何かあったら、いつでも言えよ。
俺で良ければいつでも力になるか」
「ありがとうございます・・・・・・」
普通の女の子なら、元就にこんなことをやられたらすぐおちるだろう。
元就はその場を去った。
だが、私は何故か違和感を感じた。
何なの?この違和感は・・・・・・。
私は、この違和感をこの時は自分の心の中に封じた。
まだ、呆然としてる清美に私は話しかけた。
「清美、大滝満に変装してるのは、あなたの組織の一員の上司でしょ?
だから、あなたはあいつに何もできなかった。
あいつは何者なの?」
清美は苦笑いしながら
「とんでもないところ見られちゃったわね。
あいつは表面上はFBIよ。
だけど、その正体はアイテール帝国の十二神の一人、ミクトランテクートリ。
しかし、それも、仮の姿、実際の姿はアンシャルの息子のナナウトィンよ」
ナナウトィンか。あの悪魔の殺し屋にして、天才的なエージェント。
天才的な頭脳で、裏世界の中でも恐れられている男だ。
ちなみにアイテール帝国には、頂点をアイテールとして、元帥がいて大十二神・その下に十二神がいるのだ。
そして、噂では、十二神の中にアイテールの懐刀が潜んでるケースがあるらしい。
しかし、アイテール帝国に息子を潜入させるなんて、アンシャルは想像以上の男ね。
「アンシャル自身は来てるの?」
「ええ、来てるわ。ルディ・ガルシアを始末する絶好のチャンスだし、アイテールまで迫れれば裏世界を一気にものにできるわ。
この条件で、出て来ない方がおかしいでしょ?
それに、アイテールの方も来るかもしれないしね」
「なるほどね。一気に裏世界を支配か。
アンシャルらしいわね。
ということは、これからが本当の戦いね」
「ええ、そうよ」
これからどう転ぶか。
その夜、美咲はある男にホテルのVIPルームに呼び出された。
私は、彼に会う時は必ず避妊薬を飲んでから会うことにしてる。
彼は、可愛い女の子を見ると見境なく手を出す。
そして、裏世界の大物なため、誰も反抗することはできない。
そして、妊娠しても、中絶もさせず、認知もしない、女の方の責任で終わらせる、そういう男なのだ。
私が部屋に入ると、ドアを閉めた後、彼は一言
「久しぶりだな。美咲」
そう言ったと思うと、私をお姫様抱っこして、ベットに寝かせ、覆い被さった。
衣服を脱がし、自分も服を脱ぎ、私を万歳の姿勢にした後、私の乳房にしゃぶりついた。
その後、彼は写真を撮った後、私の唇を奪い、乳房を餅を捏ねるように揉み始めた。
十分に楽しんだ後、仰向けになり、私の左肩を抱きながら
私はようやく彼に
「まさか、あなた様が自らここに来られるとは思いませんでした」
男は笑みを浮かべながら
「こんな面白い舞台に私が、来ないわけないだろう。
せっかく、栗岡菊代の孫が面白い舞台をつくってくれたんだからな。
必ず、奴らは姿を現す。
月島望殺しの首謀者がな。
奴らはやってくれるよ。
シグルドとエレボスに罪を着せて、あの二人を見事に全面対立させた。
エレボスは、目的のためには手段を選ばない。
その性格を完全に利用された。
奴らと戦うには隙を見せるわけにはいかない」
この方にすら、そう言わせる奴らを私は必ず表舞台に引きずり出してみせる。
そのために、アンシャルの組織にこの方の力をもって、潜入したのだから。
「美咲、堺清美が現れたと言ってたな。
お前は、オリジナルだと思うか?」
私は首を振って
「材料が少なすぎます。
今の地点でその答えを出すのは、早すぎます」
「さすがな。その通りだ。
何せ、栗岡菊代の孫だ。
いくらでも、人を欺く事を知ってる。
私が、清美の立場なら自ら出ていくだろう。
誰も、この場面で本人が出てくるとは思わない。
つまり、裏の裏というわけだ。
だが、これはあくまでも私ならそうするということだ。
他人に任せて重要なことを、見逃しでもしたら元も子もないからな。
もちろん、協力者に全面的な信頼をしてた場合は、違ってくるかもしれんが・・・・・・。
まあいい。お前にこれから、重要な任務を与える」
私は、その任務の内容に驚愕した。
だが、私らしい任務な気がしたし、こっちの方が動きやすい。
私は、変装して兵庫県警に入った。
そして、私の影武者が吉岡夏希に変装した。
私の影武者は五人いる。
世界中に、私の腹心達は動いているのだが、今回は五人共、神戸に集結させた。
少しでも多くの情報を得るために逐一、報告するよう指示を出していた。
そう、今回は、全てを裏で操ろうとする巨悪を、表舞台に引きずり出さなければ意味はない。
私は、アイテールに連絡を入れた。
「久しぶりね。アイテール」
「これはこれは、また、久しぶりだな。
お前さんの背後にいるお方は、なかなかやってくれるよ。
この俺に神戸に来るよう命令してくるんだからな。
まあいい。俺は、約束通り神戸に来た。
で、俺は何をすればいい?」
「兵庫県警に潜入して。私も潜入するから。
必ず奴らは兵庫県警に潜入してくる。
状況を見るのに一番、都合がいいのは警察だからね」
正確には警察手帳の力が大きいのだ。
「なるほど・・・・・・。さすがだな。俺もそう思って既に潜入してる。
自ら動くというのもたまにはいいもんだ」
と笑った後
「アンシャルもどうやらここにいるようだ。
考えることは一緒のようだ」
自嘲の笑いをしていた。
もう、聞く必要はなかった。
アイテールとアンシャルは、裏で手を組んだのだ。
もちろん、部下には内緒で・・・・・・。
勝負はようやくスタート地点・・・・・・。
大滝満は、元就を睨みつけて
「てめぇ、何しやがる!」
元就は険しい顔をしながら
「それはこっちのセリフだ!
女の子にいきなり、キスするなんてお前は最低だ!」
大滝満は鼻で笑い
「何、怒ってんだ。この女はお前の女か?
この女だって嫌がってないだろうが!」
「どこまでも、最低の野郎だな!」
大笑いしながら
「褒め言葉にとらせてもらうよ」
そう言うとその場を立ち去った。
清美は元就を見ながら
「ありがとうございました。元就先輩・・・・・・」
元就は心配そうに
「大丈夫か?清美ちゃん。何かあったら、いつでも言えよ。
俺で良ければいつでも力になるか」
「ありがとうございます・・・・・・」
普通の女の子なら、元就にこんなことをやられたらすぐおちるだろう。
元就はその場を去った。
だが、私は何故か違和感を感じた。
何なの?この違和感は・・・・・・。
私は、この違和感をこの時は自分の心の中に封じた。
まだ、呆然としてる清美に私は話しかけた。
「清美、大滝満に変装してるのは、あなたの組織の一員の上司でしょ?
だから、あなたはあいつに何もできなかった。
あいつは何者なの?」
清美は苦笑いしながら
「とんでもないところ見られちゃったわね。
あいつは表面上はFBIよ。
だけど、その正体はアイテール帝国の十二神の一人、ミクトランテクートリ。
しかし、それも、仮の姿、実際の姿はアンシャルの息子のナナウトィンよ」
ナナウトィンか。あの悪魔の殺し屋にして、天才的なエージェント。
天才的な頭脳で、裏世界の中でも恐れられている男だ。
ちなみにアイテール帝国には、頂点をアイテールとして、元帥がいて大十二神・その下に十二神がいるのだ。
そして、噂では、十二神の中にアイテールの懐刀が潜んでるケースがあるらしい。
しかし、アイテール帝国に息子を潜入させるなんて、アンシャルは想像以上の男ね。
「アンシャル自身は来てるの?」
「ええ、来てるわ。ルディ・ガルシアを始末する絶好のチャンスだし、アイテールまで迫れれば裏世界を一気にものにできるわ。
この条件で、出て来ない方がおかしいでしょ?
それに、アイテールの方も来るかもしれないしね」
「なるほどね。一気に裏世界を支配か。
アンシャルらしいわね。
ということは、これからが本当の戦いね」
「ええ、そうよ」
これからどう転ぶか。
その夜、美咲はある男にホテルのVIPルームに呼び出された。
私は、彼に会う時は必ず避妊薬を飲んでから会うことにしてる。
彼は、可愛い女の子を見ると見境なく手を出す。
そして、裏世界の大物なため、誰も反抗することはできない。
そして、妊娠しても、中絶もさせず、認知もしない、女の方の責任で終わらせる、そういう男なのだ。
私が部屋に入ると、ドアを閉めた後、彼は一言
「久しぶりだな。美咲」
そう言ったと思うと、私をお姫様抱っこして、ベットに寝かせ、覆い被さった。
衣服を脱がし、自分も服を脱ぎ、私を万歳の姿勢にした後、私の乳房にしゃぶりついた。
その後、彼は写真を撮った後、私の唇を奪い、乳房を餅を捏ねるように揉み始めた。
十分に楽しんだ後、仰向けになり、私の左肩を抱きながら
私はようやく彼に
「まさか、あなた様が自らここに来られるとは思いませんでした」
男は笑みを浮かべながら
「こんな面白い舞台に私が、来ないわけないだろう。
せっかく、栗岡菊代の孫が面白い舞台をつくってくれたんだからな。
必ず、奴らは姿を現す。
月島望殺しの首謀者がな。
奴らはやってくれるよ。
シグルドとエレボスに罪を着せて、あの二人を見事に全面対立させた。
エレボスは、目的のためには手段を選ばない。
その性格を完全に利用された。
奴らと戦うには隙を見せるわけにはいかない」
この方にすら、そう言わせる奴らを私は必ず表舞台に引きずり出してみせる。
そのために、アンシャルの組織にこの方の力をもって、潜入したのだから。
「美咲、堺清美が現れたと言ってたな。
お前は、オリジナルだと思うか?」
私は首を振って
「材料が少なすぎます。
今の地点でその答えを出すのは、早すぎます」
「さすがな。その通りだ。
何せ、栗岡菊代の孫だ。
いくらでも、人を欺く事を知ってる。
私が、清美の立場なら自ら出ていくだろう。
誰も、この場面で本人が出てくるとは思わない。
つまり、裏の裏というわけだ。
だが、これはあくまでも私ならそうするということだ。
他人に任せて重要なことを、見逃しでもしたら元も子もないからな。
もちろん、協力者に全面的な信頼をしてた場合は、違ってくるかもしれんが・・・・・・。
まあいい。お前にこれから、重要な任務を与える」
私は、その任務の内容に驚愕した。
だが、私らしい任務な気がしたし、こっちの方が動きやすい。
私は、変装して兵庫県警に入った。
そして、私の影武者が吉岡夏希に変装した。
私の影武者は五人いる。
世界中に、私の腹心達は動いているのだが、今回は五人共、神戸に集結させた。
少しでも多くの情報を得るために逐一、報告するよう指示を出していた。
そう、今回は、全てを裏で操ろうとする巨悪を、表舞台に引きずり出さなければ意味はない。
私は、アイテールに連絡を入れた。
「久しぶりね。アイテール」
「これはこれは、また、久しぶりだな。
お前さんの背後にいるお方は、なかなかやってくれるよ。
この俺に神戸に来るよう命令してくるんだからな。
まあいい。俺は、約束通り神戸に来た。
で、俺は何をすればいい?」
「兵庫県警に潜入して。私も潜入するから。
必ず奴らは兵庫県警に潜入してくる。
状況を見るのに一番、都合がいいのは警察だからね」
正確には警察手帳の力が大きいのだ。
「なるほど・・・・・・。さすがだな。俺もそう思って既に潜入してる。
自ら動くというのもたまにはいいもんだ」
と笑った後
「アンシャルもどうやらここにいるようだ。
考えることは一緒のようだ」
自嘲の笑いをしていた。
もう、聞く必要はなかった。
アイテールとアンシャルは、裏で手を組んだのだ。
もちろん、部下には内緒で・・・・・・。
勝負はようやくスタート地点・・・・・・。