今日の内容は、今までで一番濃い内容でしたね。

本来は、守秘義務から、例え家族であろうと裁判の内容は話してはいけないのが原則なのですが、裁判官が、自分で実刑を与えた家族に援助する、それが裁判官として正しいかと言われれば間違っていると言わざる負えません。

何故なら、いちいち関係をもっていては、私情で判決を下すという最悪の事態をまねきかねない上に、裁判官という立場からみれば、みな公平に判断しなければなりません。

だからこそ、判決を言い渡した家族とどんな事情があったとしても関係をもってはいけないんですよね。

そして、関係をもってしまっては、裁判官として生きていくことそのものが困難になってしまいますからね。

でも、判決の時、被疑者に言った言葉

「自分の犯してしまった過ちに気づかず過ごしている人も多くいます。

しかし、あなたは過ちに気づくことができた。

それを胸に、罪を償い生きていって下さい。」

多少違ってるかもしれませんが、本当にいい言葉ですね。

裁判官は、常に一つ一つの判決を考えて、公正な裁判をした上で、それを背負っていかなければならない現実、今日のはだからこそ深かったですね。