カレは必ず帰るコールをしてくれる。
これは遠距離のときにたまに遊びに来ているときに余すことなく時間を使うための手段だった。それがまだなれない同棲で続いているだけかもしれないのだけど、カレのことだから少なくとも私が仕事を始めるまでは続くに違いない。
私はまだ「何処にも帰らなくていい」この状況に慣れきっていない。
日々が過ぎることを不安に感じてしまうのは、いつも期限付きだったからだ。特別なことをしないともったいない。そう思ってしまう。
カレもまたそう感じているようだ。
昨日は買い物に行った帰り、DVD借りてこ!と気合を入れていた。
「空いた時間は余すことなく使う」の精神だ。
だらだらテレビ見よ、と提案した私になんだか安心したようだった。
なんだか笑ってしまう。
いつまでこんな気持ちがつづくかな。
慣れないままのほうが時間を大事に使えるかもしれない。
でも不安はいらないな。もう。
今日カレとこの話をしてみよう。