Happy baby ~夜明け前編~ | 「えっ、ソフトバレー?」

Happy baby ~夜明け前編~


眼前に現れたその光景を見るやいなや、

振り返る、オレ・・・




AFHC




するとソコには、3人の男たちが、





































MJL,M


原 元巨人軍監督ばりに、男泣き・・・




そう、店内には、冗談のように、女の子4人組が

飲み会中・・・

しかも、客はその女の子グループonly! lonly!



更に店内には、マスターの、その微妙なベクトルの

サービス精神が大いに発揮されていた・・・


その女の子グループに、15cmくらいの距離で

背中合わせになるように、不自然にセッティングされている

オレ達の席・・・



そして、恋の仮免男、プロポーズ出来ない男、同僚W、

3人の男たちは、少し斜め前方の宙に視線を漂わせ、

ゆっくりと目を閉じ、無言で小さく頷いた・・・


(行って来い、益荒男君! 君の出番だ!)



と、確実に言われていた・・・



それを受けてオレも、こう心で返したね・・・



(なんで、着席もしてないのに、いきなりナンパでき・・・・・・・・・・)



オレの言葉が、止まった・・・

心の言葉が、今この瞬間、確かに止まった・・・












ドキドキしていた。


いや正確に言うと、

DO・KI! DO・KI!、していた・・・


オレは、いきなり初対面の女の子4人組に

ウルトラナンパを仕掛けるという事よりも、

何かとてつもない大きなものにチャレンジ

する、スゥエーデンのストリートミュージシャンの

女の子のような、前向きでポジティブな自分が

その、DO・KI! DO・KI!を発信している事に

気がついた・・・



がむしゃらだった若い頃。

何も考えず突っ走ったあの頃は、

明らかにこの種のDO・KI! DO・KI!があった。

そして、それが俺たちを大きくしてくれた・・・



毎日、仕事をし、帰宅すれば、すぐさま襲い掛かる

子供達との、ノンストップ戯れ、更に

嫁ハンのおしゃべりに寝入るまでつき合わされ、

考えてみればオレのプライベート空間&時間なんて、

見事に蹂躙された毎日を送っている・・・






神様に、試されてる気がした・・・


そう、ここでもうひとつ大きくなれっ!

今のお前を、越えていけ!

ハウンドドッグも応援してるからっ!



という風に言われているような感じだった・・・




でも、イキナリは無理だ・・・


席につくとオレは、興奮気味の男たちをなだめるように、

こう言った・・・


「いいか、何かのタイミングで俺は行動を起こす。

そのタイミングと、やり方は、オレにまかせろ・・・

だが、分かっていると思うが、俺たちは仲間だ。

違うか?カリメン男?」


「仲間というか、これから戦友になるであります!隊長!」


「そうだ、戦いだ。おまいら、オレが敵陣に切りかかったら、

いつものあ・うんの呼吸で、援護射撃、頼むゾ・・・」


男たちの目が、心なしか、濡れていた・・・

その光景をみて、こっちまでこみ上げてきたが、

すぐにそんな感情は消え去った・・・


(こいつらに、素敵な時のプレゼント、してやろうじゃないか・・・)



男気という十字架を背負い、オレは静かに行動に移した・・・



またまた、続く・・・