「御座のまわりと御座の前」⑥ 黙示録7章9節から17節モトイ・トクメイさん　　

　2024.03.30

:9 あなたがたは、正しくない者は神の国を相続できないことを、知らないのですか。だまされてはいけません。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、

:10 盗む者、貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者はみな、神の国を相続することができません。

:11 あなたがたの中のある人たちは以前はそのような者でした。しかし、主イエス・キリストの御名と私たちの神の御霊によって、あなたがたは洗われ、聖なる者とされ、義と認められたのです。

（第1コリント6章9節から11節）

ｰ続きｰ

ですから私の考えでは、彼らはマタイ7章とかルカ13章に登場する、その日・その時にキリストに向かって「主よ。主よ」と天を仰いで呼ぶ者として泣いて歯ぎしりをして悔い改める存在になるのでしょう。

わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行う者が入るのです。（マタイ7章21節）

しかし、その時、わたしは彼らにこう宣告します。『わたしはあなたがたを全然知らない。不法をなす者ども。わたしから離れて行け。』（マタイ7章23節）

彼らは主イエスを呼ぶのです。呼んでいるのです。でも救われた者ですが、携挙の報いを受けられずに外の暗やみに投げ出されて、偽善者たちと同じ報いを受けさせられる悪いしもべということでしょう。救いと報いは違うということでしょう。

そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます。そして、彼をきびしく罰して、その報いを偽善者たちと同じにするに違いありません。しもべはそこで泣いて歯ぎしりをするのです。（マタイ24章50節から51節）

そういう意味で私たちは、これらすべての黙示録的なことからのがれるようにと召されている、御国を受け継ぐようにと召されている油断なく祈る者です。

しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。（ルカ21章36節*）

しかし油断なく祈らないと、せっかくこの世から贖われて義と認められたのに、世にドップリと浸かったまま、あるいは世の人たちよりも世的になることさえあり得て、泣いて歯ぎしりをして、御国を受け継げないこともあり得るのだという警告を第1コリント6章9節から11節を通して見てゆきたいと思います。

ー第1コリント6章9節から11節ー

ここの聖書箇所は、私たちはそこから贖われたのだから、キリストによって義とされたのだからそこに戻ってはいけません。そこから出ましょうという警告ですが、「だまされてはいけません」という言葉で神の国を相続できないことがあり得るのだということが書かれています。こう書いてあります。

:10 盗む者、貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者はみな、神の国を相続することができません。

（第1コリント6章9節から11節）

アーメン。「義と認められたのだから、もうそこにいてはなりません。だまされてはいけません」という警告です。もう義となったから、御国を受け継ぐ者として召されたのだから、このようなことはしないようにしましょう。そこから離れましょうと言うのですが、

同性愛をする者を賞賛するような教会に居続けたら、それを賛同し続けたらますます世的になり、主人の心がわからなくなり、そして突然の主のお迎えを受けて、「主よ、主よ」と地上において天を仰ぎながらキリストを呼んで、「あなたがたのことをいっさい知らない」というふうに拒絶されるのでしょう。

全知全能なる神が彼らのことを知らないはずはないのです。これは、彼らこそが神を知ろうともしなかった。祈りの生活になかったという事でしょう。私たちがキリストに憧れるのは、ただ千年王国での報いの問題ではなく、いまキリストによってきよまる。この方にますます似てくるという今の安全にもつながるということなのです。

これだけの背教のしるしがあっても見えない者には見えないですし、そのなかにいる者には、なおさら、「自分たちの方が正しいんだ」と思える、だまされる時代。だます者がウヨウヨいる。あちらこちらにいる。そのような時代なのですね。

私たちがいなくなった後、そのだます者は大手を振ってだましてくる。もっともっと激しくだましてきますが、いま私たちは自由意志によって、恵みの時代にあって神の前に出る。神の前に出ることができるというこの特権は、ものすごく大きなものであると思います。いまはそうは見えませんが、いずれ私たちはそれを確信するのでしょう。

それゆえに、最後に第2コリントの3章18節を通して、私たちのこの祈り、神を見ればこの世の惑わしが取りのけられて、栄光から栄光へと主と同じかたちにいま変えられ続けるのだ。しかも神の計画によって、神の責任によって、神の力によって変えられるのだというものすごく大きな祝福の聖書箇所、第2コリント3章18節をかみしめて、私たちの祈りについてもう一度考えたいと思います。

ｰ続くｰ

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