2024.03.30
また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行う権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。(黙示録20章4節)
私たちが今いるこの時代は、そういったことはぜんぜんありません。「恵みの時代」なので、私たちが地の塩・世の光として世に送られて そこで塩けを発揮している以上、世の中は悪くなる一方ですが、ある程度の腐敗までは防いでいる。それが私たちの祈りの役目なのですね。
ところが私たちがいなくなったあと、私たちは見えなかったけれども、もうすでに進行していた悪魔的ないろいろなことがウワッと出てくるような世の中になり、「こんな世の中になるとは思わなかった…」と思っていた人たちが、ワンサカ(大ぜい)、神の奇蹟もあって救われてゆく。
一方では神を拒絶する人たちも出てきて、殉教者のことを殺してゆくということになるのですね。
そして、ついに殉教者たちがよみがえる時が来るのです。これは千年王国の直前ですが、「恵みの時代」「教会時代」の聖徒と呼ばれる私たちにも、ある特権が与えられます。でも殉教者たちには、それが与えられていないのです。
前半のところで私たちについて語られていて、後半で殉教者たちが、ようやくよみがえりの体を受け取るということが書かれています。これは千年王国の前で、殉教者も王として千年王国では君臨するのですが、彼らには、私たちに与えられているあることが与えられていないので、そのことに注目してお読みください。
ー 黙示録20章4節 ー
また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行う権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。
(黙示録20章4節)
アーメン。殉教者たちが後半に描かれていて、彼らも千年の間王となると書かれています。彼らも復活の体、キリストの似姿にようやく変えられて、そして千年王国で生き残った人たちが増え広がる その人たちにとって、神の責任において王として君臨するということですが、前半に書かれている私たちに与えられている権威がないのです。
私たちはさばきを行う権威が与えられている一方、彼ら殉教者たちには与えられていないのです。このさばきを行う権威とは千年王国の中で国を治める権威です。私たちは御国を継ぐのですね。神の国を受け継ぐ。千年王国の中で、もちろんそれはキリストの王国ですが、私たちも王として、実際に領土・領民がいるのです。
でも殉教者にはそれがないということは、それが与えられていないということです。
彼らは、さきほど今日の聖書箇所で見たように、天の父のまわりで奉仕をする役目が与えられているのです。私たちもそのような存在なのですが、私たちは、一方でまかされた領地・領民がいるということです。このことをもう少し具体的に想像できるようにするために、日本の徳川時代を想像するともっと分かりやすいと思います。
徳川幕府では、徳川将軍の家来が三百諸侯*として存在しました。一万石以上の大名がそれぞれ地方で土地を持っていたのですが、土地持ちではないにせよ、徳川の家来がほかにもいました。それは旗本とか御家人と呼ばれる人たちです。
※「三百諸侯」(さんびゃくしょこう):江戸時代、大名の数が約三〇〇あったところから、すべての大名をいう語。
旗本の中には一万石以下、数千石とか数百石とかという規模で土地をまかされている人もいたのですが、ほとんどの御家人は、ただお米だけ、何百石とか、何十石をもらい、江戸に屋敷があって、徳川家に仕えていました。
でも形式的、家格的(かかく:いえがらのこと)には、徳川将軍の直属の家来として、大名と同格なのです。たとえば貧乏御家人の家に生まれ育った勝海舟(かつかいしゅう)などがそうでした。
彼は出世しましたが、たとえば第1次長州征伐での和平交渉で長州におもむいたとき、よくお芝居や小説で書かれているように、大名と同格として扱われるので、長州の殿様の家臣は又者(またもの)、陪臣(ばいしん:家来のこと)として、勝海舟に直答できないのですね。家の外で立って話しているという状態でした。それが徳川幕藩体制でした。
それが崩壊して、よくお芝居とか小説の中では、「そんなに堅苦しいことを言わずに、こちらに入ってきたらよい」と、勝海舟が江戸弁でよく言うシーンがあるのですが、そうした格式張った状態で、「幕藩体制は崩壊しました」というようなことが描かれる要素となっています。
とにかく言いたかったのは、三百諸侯以外にも土地を持たない大名と同格の徳川の家来がいたということです。これと同じことが千年王国でも起こるものと私は想像します。
ー続くー
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- 7年患難 - 「殉教の時代」https://youtu.be/x3T7in5AL5M
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