# 高城の人
天竜の待つ高城の上 待ち焦がれるのは白馬の皇子様
幼い頃に見た幸せな姫の童話 今でも忘れられない
ハッピーエンドに皇子様は欠かせないの
ぃつも天竜に引き裂かれる私の孤独と来訪者の断末魔
血飛沫が広がるこの台地を白馬が踏みしめる
貴方は私の所まで来てくれますか?
貴方は私を高城から連れ出してくれますか
* 黒猫が見上げる月
黒猫が夜道を歩き続ける
仲間はいらないから 今日も一人
家など無い 何処かに留まる必要など無いから
見上げれば紅い月夜が目に映る
空まで跳んで行けるならば
あの紅い月に一度は住んでみたいものだ
飽きたら 今度は黄泉へ行こう
一匹 紅い光に照らされて
ふらふらと地を踏みしめる
# 死神
死神は今日も暗闇を彷徨う
人と神の間に居る存在
疎まれ嫌われる存在
でも君はそんな私に恋焦がれた
そんな君が愛しくて愛しくて
私だけの存在にしてしまいたくなった
神から与えられた鎌
君の喉もと突き刺して紅く染まる君の白い肌
絶望と悲しみで歪んだ最後の顔に涙は伝えども
温もり冷めぬうちに
愛 冷めぬうちに
私だけの存在にしてしまおう
今宵は君のベットルームで
陶酔カニバ(人喰い)カーニバル
私の中で永久に廻る 愛しき君の血
二人は身体の中で寄り添いあう