哲学的な彼女と放課後放送局。 -3ページ目

# 高城の人



天竜の待つ高城の上 待ち焦がれるのは白馬の皇子様


幼い頃に見た幸せな姫の童話 今でも忘れられない



ハッピーエンドに皇子様は欠かせないの


ぃつも天竜に引き裂かれる私の孤独と来訪者の断末魔


血飛沫が広がるこの台地を白馬が踏みしめる


貴方は私の所まで来てくれますか?


貴方は私を高城から連れ出してくれますか
 
 

* 黒猫が見上げる月



黒猫が夜道を歩き続ける


仲間はいらないから 今日も一人


家など無い 何処かに留まる必要など無いから


見上げれば紅い月夜が目に映る


空まで跳んで行けるならば


あの紅い月に一度は住んでみたいものだ


飽きたら 今度は黄泉へ行こう


一匹 紅い光に照らされて


ふらふらと地を踏みしめる


# 死神



死神は今日も暗闇を彷徨う
人と神の間に居る存在

疎まれ嫌われる存在

でも君はそんな私に恋焦がれた

そんな君が愛しくて愛しくて

私だけの存在にしてしまいたくなった

神から与えられた鎌

君の喉もと突き刺して紅く染まる君の白い肌

絶望と悲しみで歪んだ最後の顔に涙は伝えども

温もり冷めぬうちに
 愛 冷めぬうちに

私だけの存在にしてしまおう

今宵は君のベットルームで

陶酔カニバ(人喰い)カーニバル

私の中で永久に廻る 愛しき君の血

二人は身体の中で寄り添いあう