哲学的な彼女と放課後放送局。 -2ページ目

* 優しい風に哀歌を



あの光に満ちた空間のような


ふわふわで温かい緑の絨毯のような


そんな感覚を 


君は僕に与えてくれた


時にそれは僕を幸せにしてくれたけど


今 君がどこかに行ってしまった後には


それも悲しい思い出となった


優しかった風も 


今は残酷な唄を奏でて


気持ちの良い日差しも 


今は叶わぬ恋をも木陰とする



ねぇ、 君と

もう一度叶わぬ恋を


日向へと導いて


この優しい風に


今宵も僕は 哀歌を唄う

 

* 僕が望むモノ



鳥篭の中


君が現われるのを祈っていた


祈らずにはいられなかったんだよ

 
それは それは

悲しくて  


悲境に溢れかえる場所だったから


ああ

その手は君なのかい?



僕は傷ついたその翼を差し伸ばす



ああ

やっと開放される

 
君のその汚れた手に


僕は真っ赤に潰された



ああ いいんだよ

僕が望むのは


快楽という死なんだ


今 地獄という楽園で


鳥篭と君を追憶する

 

* 月夜に想いを




なにもない世界で

僕はひたすら泣いていた


君を思うと悲しくて

君を思うと寂しくて


時に自然は


僕らを癒してくれるというけれど

今はそれも


ただの哀歌にしか聞こえない


今宵を照らす


金色の月も

楽しそうに煌めくシルバーの星たちも



何を想って僕を見つめる?


なにを伝えてくれるのだろうか?


僕は君のいない世界で


今宵も月夜に想いをはせる