印付けで

生地は長さを測って裁断はしますが、印付けは裁断後に行います


と書きましたが、その上、定規で測るよりも実寸が優先する事はとても多いのです。

この点も和裁を初めて驚いた点でした。

やはり正絹は湿気などで長さが変わるからなのか、あるいは胴裏と八掛を縫い付けたことで微妙に長さが変わるからか。


そして、小さな八掛けと胴裏を縫い合わせて一枚の生地にするのも一手間です。糸をかえないといけないからと書きましたが、それがこの画像です。


糸が地の色なので分かりにくいかもしれませんね。

縫い目がレの字に縫い上がっています。


糸は胴裏に合わせるのがセオリー。

この画像の方向だと八掛けが見えているのでなぜここで糸の色を変えるの?と思いますが、裏側は八掛けと胴裏の切り替えとなっています。


★いつもいつものことですが、先生や地域によって、仕立て方や手法は異なりますので、記載内容は、私の習った内容となりますので、ご注意ください。