週末のお昼は定食屋。

前から気になっていた定食屋は、
「今度行こうね」
と車で通るたびに夫と会話したお店。

赤いのれんがかかった年期の入った
民家風の建物である。

人なっこそうではあるが、地元民に愛されすぎて、他の客を寄せ付けない雰囲気を感じ、なかなか行けなかった。

「今度行こうね」がやっとかなった週末。
引き戸を開けると昭和に戻ったかのような
懐かしさ。

白の三角巾がよく似合う店員さんが出迎えてくれた。11時を過ぎたばかりだというのに、店内の残りのテーブルは一つ。やはり人気店なのだ。

店主と思われる優しそうなおじさんは、
地元民と思われる客とテーブルで話し込んでいた。これまた優しそうな大きな声で
「いらっしゃい」
と言うと厨房へ戻っていった。

奥の小上がりにの席に着くと
メニューより周りの装飾が気になって仕方がない。昭和な店内は清潔と言い難いが、
年期の入った食器棚、
常連客が書いたであろう標語、
感謝の言葉、ごはんどれだけ食べたかランキング、
客へのおもてなしの言葉
赤い大きな布で隠された壁
カオスなインテリアである。

とても優しいそうな店員さんが、冷たいお茶をボトルと共に持ってきてくれた。










斬新!
お茶が、お茶のボトルが・・。
店内を見渡すと、どのテーブルにも調味料のボトルが鎮座していた。調味料ボトルでお茶のボトルが統一されていたのだ。


180度回ってこれもありなのか!
この昭和な店内に違和感なく鎮座する調味料が入っていたボトル。
お茶ボトルは、もはや私の目にはオシャレに見えてきた。

これが生活の知恵というものか
コストをかけずに使い勝手を追求した
自然の成り行きが
この調味料ボトルだったのであろう。

さすが調味料が入っていたボトルである。
持ちやすさ、注ぎやすさは申し分ない。


店内のインテリアを堪能している間に
料理が来た。


もつ煮込み定食である。
ドンブリで来たご飯は食べきれないと思ったが、もつ煮込みが美味しくて、ご飯を完食してしまった。

お腹も心も満腹になった週末のお昼ご飯だった。



半年ほど前に行った
昭和レトロな内装がステキな定食屋さん。

古民家を改築してオシャレなたたずまい。


お子様ランチ

昭和を演出するのも、
生活から自然と出てくる昭和インテリアも
どちらも素敵である。

生活に根ざした使い勝手がいい
心も満たしてくれるインテリアを目指して
いきたい。