撮影日   2022.5.29

撮影場所  JR東日本中央本線 小淵沢駅

 

前回に続き一昨年乗車の北陸・中部地方の記事の続きです。

今回は小海線に乗車した後、次の目的地の飯田線に移動する

間に滞在した小淵沢駅で撮影した記事を紹介します。

 

(一枚目)

小淵沢駅のホームで撮影した、現在の中央東線松本近郊の

主役、211系電車です。

かつて中央東線は115系電車が主役で、伝統の「スカ色」を

纏った豊田所属の車両と、「新長野色」を纏った長野・松本

車(時期によって異なる)が近年まで活躍し、末期は一部が

リニューアルを受けていました。

2013年から首都圏各地から211系が転入し、115系は全て

淘汰されています。

211系は現在全て長野総合車両センター所属です。

この編成はN308編成で、写真はクハ211-3016です。

(二枚目)

中間のモハ210-3016です。

この編成は全車1986年近畿車輛製で、国鉄末期の製造分です。

元は高崎所属で東北本線等向けでしたが、3両編成に短縮され

転入しています。3000番台車は寒地向けロングシート車です。

側面方向幕は幕式で、松本行きとなっていますがフォントに

懐かしさを感じます。

ドア付近の床は黄色となり、ドア脇に防風板が設置されました。

(三枚目)

・反対側の制御電動車、クモハ211-3016です。こちら側は

貫通幌付きです。

前面行先表示器及び列車番号表示器はLEDとなっており、

パンタグラフもシングルアーム式に換装されています。

スカートの形状も変更されており、厳めしくなりました。

尚長野地区の211系は全車「新長野色」です。良い塗色ですが、

211系の「スカ色」も見てみたいです。

(四枚目)

次にやって来たのも3両の211系で、こちらはN309編成

です。N308編成と同じく高崎所属だった3000番台を

3連に短縮したもので、同じく国鉄時代の1986年製ですが

こちらは川崎重工製です。

写真はクハ210-3017で、前面行先表示器・列車番号表示器の

LED化が行われています。

(五枚目)

・中間のモハ210-3017です。長野地区の211系は6両編成

(N600番台)が14本、3両編成(N300番台)が36本在籍して

います。

6両編成は元東京所属の暖地形0・2000番台、3両編成は元

幕張・高崎所属の寒地形1000・3000番台で構成されており、

211系の0・2000番台車は今では当区だけの所属です。

又暖地形と寒地形が混在するのも長野だけです。

(六枚目)

反対側のクモハ211-3017です。

115系時代は全車セミクロスシート車(一時期ロングシート

試作車が存在)でしたが、211系では2000番台の6連8本と

3000番台の3連25本がオールロングシート(トイレ前除く)

となってしまいました。結構な確率でロングシート車が

来ます。

 

115系と違い大きなリニューアルは行われておらず、115系

リニューアル車設置の車椅子スペースも211系では未設置

です。首都圏からE231・233系辺りの転入・置換の噂も

聞きましたが、今のところ転入も新車導入(E129系辺り)予定

も無く、最近延命工事でベンチレーター撤去車が登場したので

まだ活躍しそうです。

(七枚目)

更に待っていると、中央本線の定期運用から撤退した筈の

E257系がやって来ました。臨時列車でしょう。

元は中央本線の「あずさ」等で活躍した0番台の基本編成

(9連)を種車にリニューアルを行い、波動輸送用として使用

されている5000番台車です。

写真はOM-92編成で、元はM-107編成で2001年輛です。

この車はクハE257-5107で元はクハE257-107を改造し、

+5000となりました。

トイレと洗面所を備える普通車で、製造時は付属編成を連結

していた為貫通式でしたが、非貫通に改造されています。

(八枚目)

中間車です。シングルアームパンタ付きなのでモハE257形の

5107又は6007のいずれかです。

リニューアルに際し、白地に窓周りに黒と緑をあしらった

デザインに変更されています。又機器更新も施工されました。

E257系0番台の基本編成は16本が在籍しましたが、13本は

「踊り子」用の2000番台に改造され、3本が波動用で5000

番台となっています。2両の付属編成は転用されず廃車されて

しまいました。

(九枚目)

・こちらはクハE256-5007です。元はクハE256-7で、

非貫通スタイルの普通車です。前面は回送表示だったので

臨時の「あずさ」等運用に入っていたのでしょう。

200両以上が投入されたE257系ですが、中央本線では

20年経たず撤退し(臨時列車運用は有り)、房総用の500

番台も運用減で余剰となり、両者の一部は波動用に転用

される等意外に不遇です。

リニューアル後もどうもあまり評判が良くない様で、

結構可哀そうな存在です。

(十~十三枚目)

ホームでの撮影を終え、駅の展望台で周囲の山々を撮影

しました。

甲斐や信濃の山々が望め、4枚目は富士山でしょうか。

大変良い眺めでリラックス出来ました。

尚駅舎の撮影は忘れましたが、近年リニューアルされ綺麗な

駅舎でした。

観光客で賑わっていましたが、ここも窓口営業が廃止され

通話タイプの券売機になっていたのは驚きました。

観光地で特急や観光列車が停車するのですが…。

(十四枚目)

観光地らしく土産物屋さんも入居しており、駅弁も販売

されていました。

ここは人気の駅弁が有り、中でも大変有名な「高原野菜と

カツの駅弁」を頂きました。

余り駅弁は積極的に食べませんが、この駅弁は是非食べたいと

思っていたものです。

(十五枚目)

何と言っても名前の通り、新鮮でシャキシャキの生の

高原野菜がたっぷり入っています。

生野菜が駅弁に使われるのは珍しく、チキンカツとの

相性も抜群でした。

(十六枚目)

更にここでは駅そばも販売しており、大変美味しそうだった

のでそばも頂きました。

写真は大きな鶏肉が入った山賊そばで、こちらも大変美味しく

頂きました。

 

次回に続きます。

 

 

参考HP  Rail.Rab

 

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