撮影日   2022.5.28

撮影場所  快速「おいこっと」号 長野行き車内及び飯山駅

   

前回に続き、一昨年乗車した飯山線の観光列車「おいこっと」

号の記事です。

豊かな越後と信濃の風景を眺めつつ、飯山線を進んで行きました。

 

(一枚目)

長閑な田園風景の中、いきなり近代的な構造物が飛び込んで来て

大変驚きました。飯山線の主要駅、飯山駅です。

ここは1921年に飯山鉄道の終点として開業したものです。

長く飯山線の単独駅でしたが、2015年の北陸新幹線開業により

乗換駅として大変身しました。

駅自体も地平の飯山線の上部を新幹線が跨ぐようになり、近代的な

駅舎が設けられています。

今までの「ふるさと」の風景とは大きく違った光景にギャップを

覚えましたが、駅周辺はやはり懐かしさを覚える景色です。

尚有人駅ですが、みどりの窓口の営業は終了しています。東日本でも

有人窓口の減少は顕著で、この後訪れた小淵沢ですらも廃止されて

いました(観光客が多いのに…)。

(二枚目)

近代的な駅舎と「おいこっと」です。

飯山線のホームは1面2線のシンプルな構造です。

「おいこっと」はここで30分以上停車しました。十日町行きの

場合はこんなに長く停車しないので離合か新幹線の接続の為

だったのでしょうか。

ここでは待ち時間を利用して一時下車が認められ、駅舎2階にある

売店で買い物をしました。その為の長時間停車かも知れません。

尚飯山は何故かサバ缶の消費量が日本一らしく、理由は分からない

(とテナントで実際に言っていました)そうですが、サバ缶を使った

料理の販売を行っていました。

実際にサバ缶を使ったご飯を食べましたが、確かに美味でした。

(三枚目)

駅前にはバス乗り場が整備されており、長電バスの一般路線

バスの他スキー場方面のバスも乗り入れています。

ここ発着の長電バスにはかつて存在した長野電鉄・木島線の

代替バスが存在しており、木島駅が飯山駅に近くに存在していた

事に驚きました。

(四枚目)

飯山駅には地元ののざわ温泉交通運行の「野沢温泉ライナー」

も乗り入れています。

予約不要で片道600円となっています。

貸切仕様の大型ハイデッカーが使用されており、写真は日野

ニューセレガです。

(五枚目)

この車はスイングドアで最前部のみ固定窓、他はT字窓で

濃色ガラスとなっています。

LKG規制の模様ですが他社化からの移籍車との事です。

車体標記は「貸切」となっています。

野沢温泉ライナーの専用車の様で専用塗色になっています。

 

・ナンバー 長野200か15-52 年式 ? 所属 本社?

 形式 日野LKG-RU1ESBA? 大型ハイデッカー

 スイングドア 黒サッシT字窓 行先表示器無

 貸切登録 移籍車 野沢温泉ライナー専用車

(六枚目)

暫く待つと対向列車がやって来ました。こちらはキハ111形

+キハ112形の2両で、写真はキハ111-210です。

キハ111・112形はキハ110の2両版で、キハ110形と共に

1990年から製造されました。

急行用でプロトタイプ的な0番台、普通列車用として製造され

量産的な100番台、200番台に準じて引戸化や車体延長が実施

されつつも床高さは100番台と同じままの150番台、床高さを

低くした200番台、更に200番台をベースに「秋田リレー」用

として製造された300番台が製造されました。

この内、300番台はキハ110形300番台と同じく全車が運用終了

後に200番台に編入されました。

(七枚目)

・同車の側面です。

300番台車2両3本は200番台編入後全車飯山線で使用されて

います。同線用のキハ110形200番台も全車300番台編入車の

為、飯山線では元「秋田リレー」車が幅を利かせています。

現在はオリジナルの200番台と同じくセミクロスシートで

クロス部は1-2列シートとなっています。

塗色も他のキハ110系と同一です。

行先表示器はLED改造されています。

(八枚目)

キハ111形はトイレを設置していますが、300番台改造車は

当初から洋式で落成しています。

車椅子スペース付きでベビーカーマークも貼られています。

現在はワンマン対応の為整理券発行機が設けられています。

ドア内側は化粧板が貼られ、壁はクリーム系で床はピンクです。

(九枚目)

相方キハ112-210です。

こちらはトイレは有りません。

キハ110系共通で固定窓で横引きカーテンとなっており、

車端部は運転台の代わりに窓を1個設けています。

ドアは押しボタン式半自動ドアで、8枚目もですがドア脇に

サボ受けがやけに多いです。

(十枚目)

キハ112-210の前面です。

元はキハ111・112-301でトップナンバーでした。210~

212が300番台からの編入車で、いずれも1996年製でこの

210は富士重工製です。

短期間だったとはいえ元特急形とは思えません。

(十一枚目)

近代的な飯山駅を発車すると再び「ふるさと」の風景が

戻って来ました。

千曲川に沿って進み、この様に三日月形になった場所も

見られました。

(十二枚目)

やがて長野に近づくにつれ、リンゴの木が目立つように

なりました。

これぞ長野という光景です。

 

次回に続きます。

 

参考HP   のざわ温泉交通(公式HP)

 

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