特別編で、中村勘三郎さんゲスト
回のまとめ。
1986年9月15日放送、中村勘九郎
時代。
さ「会いたかったんですよ」
中村「僕は出たくて出たくてね。
出ると緊張しますね。」
さ「どうぞ飲んで下さい」
ビールを注ぐ、さんまさん。
中村「あの、水割りいただけます
か？」
さ「え～。あ、水割りね。」
中村「僕やります」
さ「いえいえお客さんですから」
水割りを作る、さんまさん。
さ「強いんですね」
中村「何か飲んでないと出来な
いってのありますね」
さ「すいませんね、いつも素面
でこんな事していて。」
さ「同じ年なんですよね。昭和30
年。同じ年なんですよ。信じられ
ないですよね。」
さ「僕は小さい頃テレビ見てい
て、よく運動会とかで選手宣誓
とかしてたでしょ。僕は同じ年
だ、中村勘九郎と同じ年だって、
ずっと意識して生きてきた。ほ
んとに。それで僕歌舞伎座に、
勘三郎さんと勘九郎さんの連
獅子をわざわざ行って観たん
です。最後になる言うて。」
さ「お父さんて、…怖い方なん
でしょ？」
中村「テレビとかで、本番中
帰ったりしようとしちゃうんで
すよ。」
さ「まあ我儘な勘ちゃん。今
それ引き継いでるのが、武
さんですよ。あの人途中で
帰らないけど、来ないですか
ら。どれだけそれで制作費
飛んだか。」
勘九郎さんは、お父さんか
ら厳しく教えられていたよう
です。
しかし、それが後に自分の
ためになると思っていたそ
うです。
中村「やめたいと子供心か
らね思った事がないのが、
僕の幸せだと思っています。」
さ「いっぺんもないんです
か？」
中村「ないです」
さんまさんのパーデンネン
を見た時、歌舞伎の白塗
りを取り入れていると思っ
たと言う、勘九郎さん。
中村「だってこうやる（ポー
ズ）でしょ？あれ歌舞伎の
格好に似ていません？」
さ「六方を踏んでいるんです」
中村「何となくそう思った」
さ「パ～！これ歌舞伎から来
てるんですか？やっぱり僕、
勘三郎の息子じゃないです
かね？」
中村「あの格好は、腰がすわ
っているし、普通グラグラす
るのね。どんな時でもちゃん
とやるでしょ。あれ偉いと思
う。」
さ「ええとこ見ていただきま
した。僕グラついた事ない
んです。これ坂東流なんで
す。」
パーデンネンのポースを、
勘九郎さんに教えるさんま
さん。
真面目に教わる、勘九郎さん。
1999年1月19日放送。
中村「2人で出るの久し振
りでしょ」
さ「凄い久々ですよ」
中村「ベロベロになっちゃっ
たの」
さ「トーク番組恥ずかしいか
ら言うて、グイグイ飲み出
して。30分過ぎくらいから
目、すわり出して。俺もど
うしようかな思って。」
この時、さんまさんは離婚
をしています。
大竹さんの話が出ました。
中村「しのぶさんが言って
るもん。最高に友達になれ
た。子供がいるからとか、
子供が枷だとかあるじゃ
ない、しょうがなく会うとか。
子供がいなくても会える
なんて、良い事じゃない。」
さ「子供がいなくても会える、
て言うてました？」
中村「うん」
さ「僕は嫌ですよ。2人っ
きりは何か怖いです。」
2010年10月13日放送、中村
勘三郎時代。
さ「お孫さんまだですよね？」
中村「来年出来た。それも
さ、海老蔵君の結婚式で、
おじいちゃんがバラしちゃっ
たの。まだ安定期じゃなかっ
たの。姉も知らなかったん
だもん。それが主賓の挨拶
で、『私も来年の春にはひ
いおじいちゃんに』て言っ
たら、皆パッてこっち見た
もん。女房と俺、下向いて
汗かいて。悪い事したよ、
海老蔵君に。」
さ「海老蔵に言わずにこっ
ちに（おめでとうと）」
さ「一つ宜しくお願いします」
乾杯する、2人。
さ「うわ～嫌やな～もうお
じいちゃん」
中村「そうよ。だからいまる
ちゃんね、後で話そう思っ
たけど、びっくりする話ある
の…。アッハッハハハ。」
娘の名前を出され、嫌そう
な顔をしているさんまさん。
中村「あのね、七之助の
嫁にどうかって話してる
んだよ。」
さ「あのね、ほんとに冗談
でもやめて下さい。」
大笑いする中村さん。
中村「大竹さん乗り気よ」
さ「ほんとにそんな話や
めましょう」
中村「冗談なんだけど」
さ「冗談でしょ。ほんと
七之助君も選ぶ権利あ
るし、いまるもあるけど。」
中村「それ考えたら大笑
い、1日。」
可能性は0ではないけれ
ど、冗談でも娘の結婚話
はしたくない、さんまさん。
そして、中村家との不思議
なつながりについて話し
ます。
親子三代に、自分のギャ
グをしてもらう事が夢だと、
熱く語ります。
さ「どんな賞より嬉しい」
中村「11月の中村座で
やらせますよ」
さ「いやちょっと…！そ
んな簡単なもんじゃな
いんですよ。勘九郎君
に言ったら、『座長にな
るまで待って下さい』と。
『その時遊べるセリフと
か出来るので、その時
まで待って下さい。』。」
中村「11月なら出来ます
よ」
大笑いのさんまさん。