このブログに時々取り上げる「日本内科学会誌」

この雑誌の意図は

①    高齢内科医へ:最新の確立された情報の提供・・・・ジジ医注意しろ!!

②    若い内科医へ:エビエビばかり言ってないで(エビデンスばかりを過剰重視)、患者の言うこときいてみな!

 

に2大別される。

 

今月号は②の巻。

 

巻頭言は昭和大学ストレスマネジメント研究所の中尾陸宏先生。

この先生の略歴はすごい!

東大のなかで理科I類からIII類へ転学し、ハーバード、帝京大、国際医療福祉大、山王病院、昭和大と、

教授を歴々の心療内科医。

 

内科へのアドバイス的にまとめてあったのでご紹介。

ヒントとして10この精神状態に一行のまとめかただが、これがじつに的を得ている。

 

長い臨床経験のなかで、自然とこれができる様になった内科医(①のジジ医)から見ると、

「そのとおり!」

逆に ②のエビ医からみると、簡潔すぎて、頭に入ってきにくい。

 

結論から言うと、

ドッチにも役に立たない。

しかし、大切なポイントを指摘してる。

 

発想をチョット転換すると、

一般患者さんにとっての医者選びに役立つかもしれない。

と思ってブログに載せた。

 

初診の患者さんが診察室に入ってきて、

まず何を訴え、その説明の仕方や内容、ちょっとした昔話や、家族やお仕事のこと、

等々を聞きながら、

「この人メンタル??」

「メンタルだとしたら、どのタイプ??」

を判定するのに、5分とかからない。

 

但し

こうなるまでに、25年くらいかかった。

ことを申し添えて置く。

 

さて、今年最後のブログといたします。

 

みなさんつれづれなるまま、お読みくださり、ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。