は言わずと知れた大谷翔平がUSAとの決勝戦前に

侍JAPANチームナインに向けて闘志を鼓舞するために口にした言葉。

 

これを聞いたとき、

「すごいヤツだ」

と感動した。

今年の流行語大賞になるんじゃないか?

と思った。

 

しばらく経って、

「ン? なんか前に聞いたことあるような気が・・・」

と思い、記憶を絞り出してみた。

 

「そうだ、マイケル・チャンだ!」

テニス選手として世界ランク2位にまで上がったチャンは、

台湾系のアメリカン。

「あなたが世界トップレベルの選手と渡り合うには、憧れを捨てることです」

「フェデラーやナダルと戦うときにワクワクしてたり憧れを持っていたら勝てませんよ」

彼が錦織圭のコーチに就任し初対面で送ったアドバイスがこれだった。

 

さらに調べてみれば、ネット情報では、

他にもバスケのマンガに出てくる黄瀬涼太という選手が、

「憧れてしまえば超えられない。憧れるのはもう...やめる」

と言ったそうな。

 

大谷がこれらを憶えていて

今回のWBCのスピーチに引用したか?

と、つまり、大谷がパクッたんじゃね?

とゲスの勘ぐりをしてみた。

 

が、どうも違うような気がする。

 

ストイックなアジア人がアメリカで超一流に進化するためには

チャンやイチローや大谷の様に

この人生哲学が日々の努力の中に自然に芽生えてこざるを得ないのではなかろうか?

 

渡米して数年、肘の手術も乗り越えて、筋トレを重ねて二刀流。

ここまで成長した大谷翔平を支えた自身から出た哲学の一つを

最終戦にメンバーに伝えて勝ちに行ったのだろう。

 

そんな気がする。

一度でも勘ぐったゲスとして

恥ずかしい。

すまぬ。