猫の仕事といえば、「寝る」ことの次に、「爪とぎ」が挙げられると思います。

猫が爪とぎをするのには、いくつか理由があります。

①するどい爪の維持

…猫にとって爪は獲物を捕らえたり、自分の身を守ったりするために大切なものです。伸び好きないよう、適度な長さに保つ意味があります。

②気分転換をするため

…ストレスを感じたり、寝起きなどに気分を変えて気持ちを落ち着かせるために行います。

③縄張り意識の表れ

…猫の肉球にはニオイを放つ臭腺があり、爪とぎをすると同時に自分のニオイをつけ、縄張りを主張します。

また、よく背伸びをして高い位置で爪とぎをするのも、より自分が大きな体であることをアピールしているのだそうです。

④自己アピール

…飼い主にかまってほしくて、関心を引くために、わざと目の前でこれみよがしに爪とぎをすることもあります。

猫に爪とぎを止めさせることはなかなか難しいので、してもいい場所とダメな場所をしっかり教えてあげることが大切です。

小さな時から教えてあげられれば、なおよいですが、大きくなってからなら、爪とぎをされて困る場所には保護シートを貼って守るのが得策です。

また、定期的に爪切りをしてあげることも重要です。

猫にとって爪とぎは重要な仕事のひとつなので、思い切り爪とぎができる場所は必ず用意してあげて欲しいと思います。

もちろん、爪とぎをされて困る場所はしっかり守る対策をした上でお願いします!!

爪とぎは大切な仕事