以前マズア指揮、ゲヴァ管のブルックナーについて
数々の論争が加えられたことがあります。
大方のブルックナー教信者は、
金管の音を浴びるほどでないと満足しないため、
この組み合わせを「ショボい」と言い放つ方もおられました。
ただその中で音響装置と音楽再生に詳しい方が、
「ショボい」といった人たちは、イヤホンかヘッドフォンだけで
聴いていて、大きなスピーカーで再生していない可能性が高いと
また大きなスピーカーで再生しないとこの演奏の良さはわからないと
持論を展開して、この演奏を賞賛しておられました。
そんなこんなで、今回改めてマズア、ゲヴァ管の4番を聴いてみました。
マズア指揮、ゲヴァントハウス管演奏
ブルックナー作曲、交響曲第4番「ロマンチック」
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
確かに「はっ」と目が覚めるような演奏ではありません。
しかし作曲者が意図したオーケストレーションというか、
音色の組み合わせが、はっきりと聴きとれる演奏だと思います。
教会で録音されたそうですが、無駄な反響音もなく、
渋みがあってこれはこれで、魅力のある演奏だと思います。
ただ、Romantischeではなく、Ostberlinischeだと、言えよう！(大爆恥)