「茶の本」岡倉天心著 | 未知を彷徨う

未知を彷徨う

ブログの説明を入力します。

岡倉天心は1862年横浜で生まれ

「茶の本」はお茶の作法を紹介しようとしたものではなく

日本の美意識を紹介しようと書かれた本。

 

アーネスト・フェノロサの影響を受け

日本人の心を失ってはいけないと考え

協力し合い日本の伝統文化財保護に力を

そそぎ日本美術院をたちあげその中には

横山大観も・・・

 

西洋の人々にも日本を理解してもらいたい

日本の文化を知るには茶道と・・

 

天心は茶道とは「生きるすべ」道教が姿を

変えたものであると考えた。

 

1。あらゆるものを相対的に見る。

枠にはめて捉える様なことはしない。

どこかに美点を見い出そうとする。

 

2。不完全の中で美を見出す。

作品はあえて空白を残す

優れた芸術とは鑑賞者が一緒になって完成させる。

 

「腕よりも魂、技術よりも人」

 

「美しく生きてきたものだけが

美しく死ぬことが出来る。」

千利休がまさにその人と

千利休の最後の茶会の様子を書き記し・・・

 

千利休の辞世の句

よくぞ来た永遠の剣は仏陀を貫き

達磨をも貫いて

お前はお前の道を開いてきた。

 

 

本の動画解説を走り書きでメモって見ましたが

大変興味のある本で読みたいです。

 

最後の茶室での茶会はソクラテスの弁明を

思わせる様な衝撃的なクライマックスで

印象に残りました。