2023年11月3日岡田彩花生誕祭2023 | 2コ下のブログ

■日程:2023年11月3日(金祝)
■開場/開演:13:00/13:45
■会場:THE GRAND HALL
■出演者 総勢16名
・SAISON
 岡田彩花(24→25)
 米山穂香
 林あやの
 小島瑠那
・ゲスト
 優希クロエ 112(株式会社MAGES.所属)
 道枝咲 19(アステールオフィス合同会社所属)
 高橋きら 22(株式会社トイプラ所属 輝星★Cosμ'n.)
 達家真姫宝 22(株式会社トイプラ所属 夜宙☆ShiNew')
 梅田綾乃 24(無所属)
 飯野雅 26(株式会社YMN所属)
 山邊歩夢 21(無所属)
・アドコミゲスト
 島崎こはる こはるん (泡沫パーティーズ)
 楠こはる こはぴー (LOVEME)
 河合里奈 りなくま (泡沫パーティーズ)
 赤津杏子 きょんちゃん (泡沫パーティーズ)
 桜井かれん かれんちゃん (LOVEME)


■チケット(各+1drink代)
 ・Sチケット(前方指定席)  ¥6,000-
 ・Aチケット(中央指定席)  ¥4,500-
 ・Bチケット(後方エリアスタンディング)  ¥3,000-
 再入場は1drink

■タイムスケジュール
 13:00 開場
 13:45 開演
 15:25 物販/特典会(一斉)

■主催・制作
 株式会社アドコミット

■企画
 岡田彩花

★セットリスト
✩SAISONコーナー
M01 メモリアスブルー
MC1 私達にとっちゃ早朝なんで! これから爆上げだよ
M02 MY ONLY SAISON
M03 Run Away!!
MC2 裏テーマ「米ちゃんにギャップを与える」

✩アドコミコーナー
M04 だって、私アイドルだから(LOVEME)
M05 フレンチトースト(LOVEME)
MC3 ゲスト自己紹介と岡田彩花とのつながり
M06 ネバギバ (泡沫パーティーズ)
M07 Merry Everyday (泡沫パーティーズ)
MC4 「SAISONはアイドル界の老人ですから」

✩AKBコーナー
SE  Overture
M08 君と僕の関係
M09 涙サプライズ
M10 ハート型ウイルス(岡田、優希、米山)
MC5 ハート型ウイルスと生誕祭テーマ挑戦
M11 RUN RUN RUN
M12 摩天楼の距離
M13 君のことが好きだから
M14 生きるって素晴らしい
M15 1994年の雷鳴
MC6 メンバー自己紹介他

✩SAISONコーナー
M16 CON2ECT
M17 sing a hope
MC7 「私の生誕祭ではファンのみんなが全員にコールしてくれるのよ」
M18 何度でも、この場所で
M19 silent scream
M20 ぜんぶ、僕だから
MC8 今日の振り返り、ケーキ贈呈、記念撮影、最後の挨拶
  「何事も継続できるような1年にしたい」




■感想
★同窓会
開場前に三三五五集まってくるヲタクの中には、顔見知りもいたけど知らない人もそれなりに含まれていて、「うわー、何年ぶり~?」なんてやりとりが繰り広げられていて、さながら同窓会みたいだった。岡田彩花がアイドルとして立っていてくれて、こういうライブをやってくれるから集結する場所がある、まさに10年桜を地で行っている光景を見て、尊いなあと思った。文字通り、スター(星)だ。それも、ポーラスターのような全てのベクトルが収束するポイント。誰にでもできるわけじゃない、凄い仕事をしているなと改めて思った。
私は峯岸推しだったこともあって同じ11月の岡田生誕に入ることはできなかった。今考えれば、別に峯岸メインだって岡田生誕にも入ればよかったじゃないかと思うのだけれど、当時はずっと純粋だったんだろうな。100%で協力できなくて生誕当日も中に入れないのにTシャツ目当てて委員になるなんてことができなかった。しかし、彩花の卒業後近くに居させていただく中で、岡田彩花界隈独特の空気みたいなものがわかるようになって、今では顔を知らなくても「ひょっとして?」と思うくらいではある。ヲタクは推しに似るというのはよく聞く話だが、当然だと思う。

★ピンチケ
7人体制当時は見えない壁があってどうしても行けなかったSAISON、4人体制になって壁はなくなったのだけれど、他の多くのアイドルグループがそうであるように土日祝がメインだし、限られたリソースのほぼ全てをYUNAに捧げていれば当然行ける余裕もあまりなく、曲も知らないし、ましてコールもMIXもわからないし、彩花以外のメンバーは顔と名前が一致しないし、そんなピンチケ野郎は隅っこでコッソリと聴かせていただくのが分だと思って、B席(後方スタンディング)を選択した。
S席は17席×5列で85席、完売。A席は17×5列で85席で半分くらい売れていたので約40名。B席は約25人くらいだったので、ほぼ全員がゆったりと立ち最で見られた。B席も位置的には11列目くらいになるので、そんなに遠くなく、出演者全員の表情もはっきり見えたし、仮に名刺サイズの名札をつけていたら文字は読めただろうと思う。150人を集めた立派なライブだった。
後ろから見ていると目立っていたのだが、ワンマンで指定席制なのに最前管理をやっている。どういう理由でやっているのかは訊いていないし、訊く気もない。そもそも私は最前管理というヤツが大嫌いなのでどんな理由があろうとも関わり合いになりたくない。巻き込まれるくらいなら出演者からは見えなくても後方彼氏面している方が精神衛生的には良好である。当日その光景を見るまで忘れていたが、そんなこともS席を回避した理由かもしれない。A席は選択する積極的な理由がない。
最前でTシャツ着てなきゃ許さないというアイドルもいるが、彩花は間違ってもそういうことは言わないので多様性があっていいんじゃないかと思う。だからこそ久方ぶりのヲタクも、私のような落ちこぼれも、気後れすることなく参加できるのだから。
S席とA席のお客さんはそれこそ全力でコールとミックスをしていた。B席はどうせ届かないという諦めも半ばあって、自分の楽しみのためにほどほどの声量でコールするという違いがあった。AKBの曲なら自然と身体が動くし声が出る。

★ゲストの多さ
今回、SAISONが4名、ゲストが12名と、凄い数の出演者がいた。生誕祭をワンマンでやるために動員力のある他のグループに出演してもらって、とライブを構成することはあっても、生誕祭ライブにこんなにゲストが来てくれることってあるのだろうか。他の人の生誕祭には基本的に行かないからよくわからないけれど、あまり聞いたことがない。これは全て彩花のつながりで出演依頼したものだから、彩花の人徳そのものであるといえる。逆に、大人が商売上の付き合いでこのメンバーを集めようとしたって、できなかったのは間違いない。
大量のゲストを見て、峯岸の卒業コンサートを思い出していた。あの時も、「みぃちゃんのためなら」と出演してくれたOGが沢山いたのだ。大人には絶対に実現できない、最後の1期生として自分の花道を自分で飾ったと思う。彩花は卒業するわけじゃないけれど、その人徳にこれだけの人が集まってくるのは、私自身1ミリも関係ないのだけれど、自分のことのように嬉しい。
特に、今は完全に一般人になった、うめたんが出演してくれたり、AKBを卒業したばかりのさきぽんやあゆちゃんが参加してくれたり、クロエちゃんがユニットで出てくれたりと、ここでしか機会がない人達が来てくれてしかも特典会に参加してくれるというのは彩花の人徳と、まっすぐに王道を歩いてきたお陰なんだろうなと思っている。


★曲数の多さとライブとしての充実度
生誕祭という名の単独ライブ。普通だったらゲストを2グループほど呼んでそれぞれ4~5曲、80~90分のライブをやるというのが定番じゃないだろうか。なんと今日は20曲というコンサート並みの曲数で、その全てに彩花が出演するというストイックぶりだった。もはやアーティストというよりアスリート。ちょっとろれつが怪しくなったりしたけれど、最後まで元気に歌って踊り倒した彩花は凄いと思う。
SAISON→アドコミ→AKB48→SAISON と4部構成にして、純粋に楽曲とMCだけの中身の濃いライブだった。選曲やセトリは勿論、恐らく歌割りやポジションまで彩花が考えたのだろう。何と言っても「企画:岡田彩花」だから。そんじょそこらの大人顔負けのベテランぶりである。
選んだ曲は、多少は客ウケも考えていなくはないと思うのだが、純粋に彩花が好きな曲である。その辺も彩花らしくて嬉しい。


★ステージのクオリティ
SAISONの曲は生では多くても5回くらいしか聴いたことがないのでまだまだ新鮮なのだが、「実力派」をうたっているだけあって、クオリティは高い。ライブが始まってすぐに、久しぶりにある感覚が湧き上がってくることに気がついた。楽曲が良い、音声が良いことによって、ただ突っ立って聴いているだけで楽しくなる、純粋な音楽の楽しさだ。
AKBから少し距離を置いたことで、AKBの楽曲がワンパターンではあるが、クオリティが高かったのだということを改めて理解したのだった。ライブじゃなくても、CDでも楽しめる。ライブアイドルの現場では音楽以外の楽しさが色々あって紛れているのだが、楽曲や歌唱のクオリティは正直低かったんだということを思い知った。SAISONの楽曲は一般的なライブアイドルのそれとはレベルが異なるのは明白だった。
AKB48のOG達も、辞めた時期もバラバラだし、その後の活動もバラバラで、ブランクもあったりして今日のために練習してきたのだと思うが、やっぱり昔取った杵柄、ピッタリ息の合ったダンスは間違いなくAKB48のそれであり、世間からは色々言われることはあるけれど、やっぱり凄かったんだなと実感した。
逆に言えば、最近主に見ているライブアイドルは手作り感があって距離が近くて良いのだけれど、クオリティとしてはかなり低いモノを見せられていたんだなと改めて思った。まあ、音楽性を求めるのか、アイドル性を求めるのか、色々好みは違うので自分に良いと思うところを選択すれば良いのだが、SAISONは楽曲も歌唱もダンスも高いクオリティにあるが、アイドル性も犠牲にしていないから、総合的にレベルが高い。
AKB48コーナーも、ただ懐かしいだけじゃない、単純な再結成とも違う、時間の流れとそれぞれ別の生き方をしてきたことを踏まえて、彼女らの「今」を見せてくれる。こんな機会に恵まれることはなかなかない。しかし、大好きなアイドルが卒業しても、約束はできないけれどこんな機会があるかもしれないと一縷の望みがあるのなら、もっと前向きにいつか必ず来る卒業を捉えることができる。彩花は自分のヲタクにだけじゃなく、手の届く範囲とはいえ、とってもいいことをしているのは間違いない。そういう良いところを峯岸から受け継いでいる(ように見える)ことも嬉しい。


★彩花らしさ
岡田彩花企画なだけあって、随所が彩花らしいライブだった。MCも構成も間違いなくレベルアップしているのだが、それでも彩花らしさは失われていない。集まってくるヲタクの表情も雰囲気もいつもと変わらない。彩花らしさとは?と問われれば、このライブに全て集約されていると言えるだろう。


■特典会
例年通り、彩花は入口近くのスタフラの前。ヲタクは長蛇の列になるので階段に並ばされる。暗くて狭い空間に並ばされるのはちょっと気が滅入るが、実際に並んでみると立っている場所はフラッとだから足腰に余計な負担はかからないし、手すりや壁があるから休めるし、何より他のヲタクの動線を遮ったり、そのために列の隙間を行き来する人がいたりしないので、落ち着いて並ぶことができてメリットも多い。

特典会の待機列で待っていたら、一番最初にうたパくんとLOVEMEちゃんの5人が出てきて並んだ。マジメだな、行動素早いな。さすが現役ライブアイドル。
チェキスタは見覚えのある人も混じっている、アドコミのスタッフ。AKBとは普段接点がないから知らなくて当然なのだが、ちゃんと名前をそれぞれの列の先頭に並んでいるヲタクに確認している。レベル高いな。これが自然にできる人って世の中にそんなに多くはないし、ましてライブアイドル業界にはこういうところがしっかりした人は少ない。よく見れば、達家真姫宝、梅田綾乃、飯野雅、山邊歩夢、いずれもすんなりとは読めない難しい名前ばかり。でも、時間終わりの時に「○○さん、お時間です!」と声を掛けなければならないから。しかし、梅田は「うめだ」じゃなくて「うめた」だって、最初から知っていた。さすが。
AKBゾーンは一番会場奥だったが、トイレに行く人くらいしか通らないので落ち着いて待機できるし良かった。最初にトイプラの2人が出てきて、きらちゃんだけが「これから特典会を始めます!」と口上を切った。いつもこんな感じでやっているのかな。別の列から拍手したら「ありがとうございますっ!」って言ってくれた。いつも特典会始まりと終わりは居合わせたら推しじゃなくても拍手しているのだが、お礼を言われたのは初めてだ。
あゆちゃんは咲ちゃんと一緒に歩いてきた。ヲタクがウロウロしているフロアを縫うようにして、SAISONの衣装で。ついこの間までメジャーアイドルだったオーラがビンビン出ていて、それなのにヲタクと同じ動線を歩いていて、頭がバグってクラクラした。今日時点では一般人だからおかしな事ではないのだけれど、認識というものはいきなり切り替わるようなものじゃない。
いよいよあのあゆちゃんが目の前に来た。公演を除けば、4年ぶりにこんな近くで対面したことになる。軽く会釈して、「あれ? どうすれば?」と戸惑っているので、「チェキスタさんは2人でAKBゾーンを担当しているので、あっちが終わったら順番にこっちに来てくれますから」と解説する。

あれ? 名前はどこに?

 

ちゃんと書いてくれていました!


あゆちゃん(山邊歩夢)鍵開け
自分:なんかあゆポーズとかないの?
山邊:あゆポーズ? あ、これ。
(撮影)
自分:ありがとうございます。初めましてじゃないんですよ。
山邊:へーっ! (?)
自分:でも前回は4年前の夏、じわるDAYSの握手会でした。
山邊:へーっ!
自分:名前も書いてくれるの?
山邊:あ、どうなんだろう? あ、ハイ、書きます。
自分:2コ下といいます。数字の2
山邊:数字の2~
自分:カタカナのコ
山邊:カタカナのコ~
自分:下!
山邊:下! あっ、2コ下さん!
自分:はい、2コ下といいます。4年前に言ったら、「あっ、じゃあ15歳だね!」って言ってたよ(笑)
山邊:ああ、あゆの2コ下ってこと?
自分:そう(笑)
山邊:そういうことか。あ、ねえ、今日が2023年・・・?
自分:の、(といいながらスマホを見る)
山邊:の?
自分:11月3日!
山邊:11月3日、ありがとーっ!
自分:はいよー
山邊:ねえ、楽しかった?
自分:楽しかった! あゆちゃんがデビューしてからずっと好きでした。
山邊:ありがとうございます。嬉しい。
自分:(私も今日逢えて)嬉しい。
スタ:山邊さん、お時間でーす
山邊:ありがとう!
自分:ありがとう、またね!

4年経って見た目も大人になったが、中身はもっとしっかりしていて、脳内で時間が止まっていた私は少し戸惑ったけれど、ゆったり時間があって本当に嬉しかった。憧れのあゆちゃんと共同作業的にチェキを仕上げた感じも楽しかったし、ずっと好きだったと言えて満足です。
最初、スタンバイした時にチラッと私のことを見て、知らん人だという顔はしましたが、そこは認知している何倍ものヲタクがやってくるAKBだったから、上手に対応していてさすが。AKBの握手会でもサインとか写メはよくやっていたから、こういうスタイルの特典会もお手の物で軽くこなしていた。
マイクを通さず直接聞く声は相変わらず透き通っていてステキで、独特の間合いとあゆ節は健在で、4年前の事を昨日のことのように思い出すことができた。これからどうするのか全く知らないけれど、また逢える機会があると嬉しいなあ。




うめたん(梅田綾乃)
自分:どうもー
(撮影)
梅田:ありがとうございます。お元気ですか~?
自分:うん。お芝居好きでよく見に行きました。
梅田:あ、ホントですか?
自分:犬猫が一番楽しかったかな。アレ何回か出たんでしたっけ?
梅田:何回か出てますね。
自分:ねっ、一番最初のを見に行ったかな。草月ホールの。
梅田:ああ、はいはい。あ、お名前何て書いてほしいですか?
自分:2コ下で。数字の2に、カタカナのコに、漢字で下。
梅田:2コ下?
自分:そう。
梅田:で、いいですか?
自分:はい。
梅田:数字の2?
自分:そうです。数字の2。あのね、私みぃちゃんのお父さんの2コ下なんですよ。
梅田:へー、なるほど?
スタ:梅田さん、お時間でーす
梅田:ありがとうございます。
自分:またね!
梅田:はい、また。

うめたんにも勿論認知されていない。お芝居の終演後お見送り会みたいなのを除くと、AKB時代にちゃんとしゃべったのはそれこそデビューしてそんなに経っていない頃じゃないかと思うので、かなり久しぶり。うめたん自身にもかなりブランクが空いているので、本当に落ち着いた大人の女性になっていて記憶の中のキャラクターイメージとのギャップに驚いた。共通の話題がそんなにないから、これだけ会話できたら十分なんじゃないかと思う。もう会えない人だと思っていたので、逢えて嬉しい。