不信任案が否決したわけだから、信任されたわけです。菅総理は「続けて総理大臣をやっていいよ。」とお墨付きをいただいたわけです。普通に意味を考えたらそうなります。菅さんには珍しく、筋の通った話です。

苦し紛れの「自分から辞めるから不信任は勘弁して。」という口約束を真に受けて、野党が放った渾身の不信任案をあっさり否決するなんて、バカとしか言いようがない。
こんな当たり前の話が分からない、物事を判断する能力がないバカな人間が、国会議員として国会議事堂の中に大勢いるということが、今の日本の不幸です。

ルーピー鳩山氏も「民主党を割りたくない」という思いがあったようですが、千載一遇の大チャンスである不信任案を潰してまで菅総理を支えたのなら、最後まで菅総理を支えてあげればいいのに。
否決されたとたんに「菅総理はペテン師だ。」とか口汚く批判したようですが、そんなこと言ったら民主党が割れるよ?何を思って不信任案を否決したのか、三歩歩いただけで忘れちゃったよう、まさにルーピーの本領発揮です。
こんなバカな人間が、前総理として国会議事堂の中に居て大きな影響力をまき散らしているということが、今の日本の不幸だ。

そもそも、こんな愚かな政党に政権を与えた国民がバカだ。民主党に投票した日本人は本当に責任を感じて欲しい。

当たり前の話だけど、菅さんが総理として官邸に居すわる限り「震災対応にめど」なんて立つわけない。つまり、菅総理は総理を辞める時期は来ない。即ち「任期満了までやるぞ!」ってこと。
被災地の人たちや普天間の人たちを始め日本の国民全員を、一体いつまで置いてけぼりにする気だろう。

-<以下引用>-------------

菅首相:「早期退陣」に否定的 改めて「震災対応めど」--衆院復興特委

 菅直人首相は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、与野党から早期退陣要求が強まっていることについて「大震災に対する努力に『一定のめどがつくまで私が責任を持ってやらせてほしい』と言い、内閣不信任決議案が衆院本会議で否決された。私に『めどがつくまでしっかりやれ』と議決をいただいた」と述べ、早期退陣に改めて否定的な考えを示した。

 自民党の谷公一氏が「復興基本法案の成立を機に辞めなければ末代までの名折れだ」と早期退陣を促したのに対し、首相は「仮設住宅に入った人が生活できるよう、またがれき処理、原発収束に一定のめどがつくまで、責任を持って仕事をさせてほしい」と力説。「8月中に(被災者の)生活地域からのがれき搬出が目標だ。その後の2次、3次処理につなげていくことも含めて、私の大きな責任だ」と述べた。

 一方、政府は9日午前の持ち回り閣議で、復興基本法案の撤回を決定し、衆院に通知した。民主、自民、公明3党が合意した修正案が、議員立法で提案されることを受けた措置。【松尾良、佐藤丈一】

毎日新聞 2011年6月9日 東京夕刊

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110609dde001010018000c.html