日本の原子力発電所は絶対安全です。と、技術者たちは胸を張って高らかと、世界中に向かって堂々と、もう何十年もの間、言い続けて来たわけです。
で、世の中に「絶対」はないということを証明しました。

その割に、この原子炉は廃炉にするしかない、と諦めて決断するまでの時間は、短かった方かもしれない。

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http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032201000745.html

 22日現在の東京電力福島第1原発の現状は次の通り。

 【1号機】地震後に冷却機能が失われ「炉心溶融」が一部発生。原子炉格納容器の蒸気を外部へ放出した。12日に水素爆発で原子炉建屋を損傷。原子炉へ海水を注入、電源復旧の作業中。

 【2号機】冷却機能が失われ燃料が全て露出した。14日に3号機の爆発で建屋が損傷。15日に圧力抑制プール付近で爆発音。格納容器が破損した可能性。20日に仮設電源で使用済み燃料プールへ注水。21日に蒸気が噴出。原子炉に海水注入。

 【3号機】13日に冷却機能が失われ炉心溶融の可能性。14日に水素爆発が起き建屋が大きく損壊。16日に白煙が確認され、燃料プールの蒸発と推定。自衛隊などが17~22日放水。21日に煙が噴出、作業員ら避難。原子炉へ海水注入。

 【4号機】定期検査中で原子炉に燃料はない。14日に燃料プールの水温が84度に上昇。15、16日に建屋で火災。自衛隊などが20~22日放水。

 【5・6号機】定期検査中。20日に安定的な冷温停止状態となった。

2011/03/22 18:56 【共同通信】