前回の、スキャナーを買わずに自炊できる方法で、使用する無料アプリとしてAdobe Scanをあげましたが、Scanner Proでも自動スキャンができるので両者を比較しました。
さらに、ドキュメントスキャナ ScanSnap S1500でスキャンしてから読取り革命 Ver.16で文字認識した場合と比較しました。
まず、スキャンにかかった時間ですが、30枚(60ページ)をスキャンするのにドキュメントスキャナでは約1分かかりました。
Scanner Proでは10分程度かかりました。
Adobe Scanは25ページまでしか文字認識できないので、60ページにかかる時間は確認していませんが、次のページに移るまでの時間はScanner Proとほとんど変わらない感じでした。
次に出来上がったpdfは、Adobe ScanもScanner Proも、元のカラーでなければきれいです。ゆがみ等もありません。
元のカラーの場合は、照明をよほどうまく当てないと、影ができたり、暗くなったりして、読みにくくなります。
また、Scanner Proの場合、上下左右に余白ができ、全てのページの下部に大きな文字で「Scanner Proで作成」と入ります。年間約20ドル払えば消せますが。
文字認識ですが、Adobe Scanは読取り革命 Ver.16と同程度でした。
Scanner Proも精度はそこそこですが、改行がたくさん入り、読み上げさせる場合は、文章がぶつ切りになって聴きにくいです。
手間暇はかけられるが、お金はかけられない場合は、Adobe Scanで自炊しても、小分けすれば、それほど大変ではなさそうです。
電子書籍化してみた場合のメリットを実感するため、また、ドキュメントスキャナは安くはないが、買う価値があることを実感するために、試しにアプリで自炊してみるのはありだと思います。
とはいえ、それなりの冊数を自炊することになりそうであれば、アルバイトをしてでも、ドキュメントスキャナは買うべきでしょう。