[白昼に眼を開いて夢を見ている無惨さ]
(心体光明なれば、暗室の中にも青天あり。念頭暗昧なれば、白日の下にも癘鬼を生ず。)
本来の心体は、太陽や月が光り輝くように明るいものですが、しばしば雑念妄想のために本来の光をおおい隠してしまっている。もし本来の光を失わず、それに一点の曇りがなかったならば、暗黒のなかにあっても、青天白日の中にいるのと同じです。
これに反し、雑念妄想が心の中に横たわっていて、本来の光明が曇らされていたならば、白昼に眼を開いて夢を見ているようなもので、怨霊邪神がぞろぞろ現れて出る。
まさしくそのとうりですね、本来光り輝くものを持っているのに宝の持ち腐れになってしまいますね。
ほんの少しの心のバランス感覚が難しいのです。不安、苦しみ知らずの生き方をしていきたいですね。
心体は心の本体です。
癘鬼の癘は怨霊、鬼は邪神です。
(れいき)
れいきの本当の字はちょっと違います。
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